枳殻 枸橘 カラタチ/キコク 角字で花と植物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
枳殻 枸橘 カラタチ/キコク 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

枳殻 枸橘 カラタチ/キコク 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

枳殻 枸橘

カラタチ/キコク

英語: Orange jasmine オレンジ ジャスミン

Unicode:
[枳_0x67B3][殻_0x6BBB]
[枸_0x67B8][橘_0x6A58]

カラタチは、ミカン科カラタチ属の落葉低木でキコクとも呼ばれます。原産地は長江上流域。日本には8世紀頃には伝わっていたとされています。幹に鋭い刺があることから、防犯対策として生け垣などに植栽されています。柑橘類の中でも最も耐寒性が強く、やせた土地にも耐えて生育できます。

スポンサーリンク

葉は3小葉の複葉で、葉柄に翼があるり、小葉は4~6cm程の楕円形または倒卵形で、周囲に細かい鋸状歯があります。アゲハチョウの幼虫が好んで食べます。
花期は春で、3~4cm程の5弁の白い花を咲かせ、芳香があります。
花のあとには、3~4cmの球形で軟毛がある緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなります。果実は食べられますが、種子が多く、強い酸味と苦味があります。

生け垣に使われる他は、食用として栽培される事はありませんが、病気に強いことや、早く結実期に達することなどの利点があるため、柑橘類を栽培するときに接ぎ木の台木として利用されます。

花や実の愛らしさから、カラタチを題材にした歌や詩が多くあります。「からたちの花」(作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰)などが有名です。

花言葉は「思い出」「温情」「泰平」「心に沁みる」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク