桃 モモ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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桃 モモ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

モモ

英語:Peach ピーチ

Unicode: [桃_0x6843]

バラ科サクラ属の落葉小中高木。またはその果実のこと。中国原産で、食用や観賞用として、品種改良されながら、世界各地で栽培されています。
中国では3000年以上前から、食用として栽培されていたといわれており、禍を避け福を招く、縁起の良い木と考えられています。

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葉は幅5cm長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状。開花後に花よりやや遅れて茂ります。湯に入れると、あせもなど皮膚の炎症に効くとされています。
乾燥していない葉は青酸化合物を含むので、食べたりしないようにしましょう。

3月下旬~4月上旬頃に五弁または多重弁の花を咲かせます。「桃の花」は春の季語。花色は、薄桃色、淡い紅色、白色、濃紅色まで様々です。花柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見えます。
源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)などの、ハナモモと呼ばれる観賞用の品種も多く、庭木として、あるいは華道で切り花として広く用いられます。

実は7月~8月頃に実ります。「桃の実」は秋の季語。球形で縦に割れている特徴的な形状です。女性の美しい尻を桃の実にたとえて「桃尻」と呼んだりもします。
実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれており、皮の表面にはうぶ毛が生えています。果肉は水分を多く含んで甘くて柔らかく、水分や糖分、カリウムなどを多く含んでいます。
実は痛みやすく、収穫後すぐに軟らかくなるため、流通期間も、賞味期間も短いです。生食する他、ジュースやシロップ漬け缶詰にも加工されます。

材は割れにくく丈夫であるため、箸などに利用されます。

育てる場合は、日当たりと水はけが良く、強風が直接当たらない場所を選んで植え付けます。

用土は、水はけのよい砂質土を好みます。停滞水に弱いので、常に湿っているような水はけの悪い場所では育ちにくく、砂利や石が多いような水はけの良い場所の方がよく育つ場合もあります。
土を良く耕し、堆肥、石灰、化成肥料を漉き込んで植え付けます。
鉢植えの場合は、市販の花木用土7:鹿沼土3を混ぜたものに植え付けます。

若木のうちは乾燥に弱いので、夏に乾燥した場合はたっぷりと水を与えます。しっかりと根が付けば、夏の乾燥時以外は水やりは不要で、乾燥気味を好みます。水をやる場合は朝早くか夕方に与えましょう。
果実が成熟する時期には、水を与えすぎると、果実が水っぽくなります。

施肥は年2回、2月に寒肥、実を収穫した後のお礼肥を施します。冬場は有機質の肥料で、窒素分よりもカリ分とリン酸の多いものを選びましょう。その他、生育状況を見ながら適量与えます。
鉢植えの場合は液肥を薄めたものを適量施します。

植え付けから数年で成木になり、実を収穫できますが、病害虫が多く栽培には摘果や袋かけ、薬剤散布の手間と技術が必要です。

桃の植えてあった場所に、再度桃を植えるとうまく育ちません(この現象を「いや地」といいます)。桃を新たに植えるためには、前の木の根をきれいに取り除き、植え穴に新しい土を入れます。また他の場所で1年育てた木を植えるという方法もあります。

花言葉は「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」「天下無敵」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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