紫詰草 ムラサキツメクサ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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紫詰草 ムラサキツメクサ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

紫詰草

ムラサキツメクサ

英語:Red clover レッドクローバー

Unicode: [紫_0x7D2B][詰_0x8A70][草_0x8349]

マメ目マメ科シャジクソウ属の多年生草本で、赤詰草(アカツメクサ)、赤クローバーとも呼ばれます。
ヨーロッパ、西アジアおよび北西アフリカ原産で、牧草として世界中に移入されています。
見た目の華やかさや、かわいらしさから、現在では観賞用として、一般家庭や公園のグランドカバー用に栽培することも増えています。

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日本にはシロツメクサと共に、牧草として明治以降移入されたと考えられています。
江戸時代、オランダから輸入されたガラス製品などの緩衝材として箱につめられていたため、「詰め草」という名前で呼ばれるようになりました。

デンマーク王国の国花です。

大きさは株により 20~80cmとまちまちで、個体変異が大きく、茎は匍匐せず直立して、地面下にある地下茎によって広がります。
葉は細長く互生して三つ葉で15~30mm程、各葉片には葉の中ほどに特徴的な三日月型の白い模様が入ります。

開花時期は種により異なりますが、4~7月頃で、2~3cmの鞠状集合花序となります。
花色は黒みがかったピンクで、基部ほど色が薄く、白っぽくなります。稀に白花を咲かせる株もあり、これが固定された園芸種を、雪華詰草(セッカツメクサ)、白花赤詰草(シロバナアカツメクサ)とも呼びます。

タンパク質を豊富に含んでおり、牧草や家畜飼料として広く栽培されています。
また、根で根粒菌と共生していて、空気中の窒素を固定でき、土壌を肥沃にする作用もあり、緑肥としても利用されています。

ハーブとしても人気のある植物です。葉をそのままか乾燥させて、お茶にして飲みます。さわやかな葉の香りとほんのり感じる甘みが特徴的で、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするので、月経不順や更年期障害に悩む女性に有用であると言われています。

育て方が非常に簡単で、株分けや種まきによって増やす事が出来ます。夏の暑さ冬の寒さに強く、手入れを殆どしなくても育てられる丈夫な多年草です。
日当たり、風通し、水はけの良い場所を好みます。逆に高温多湿を嫌い、葉が茂るので蒸れてしまい、枯れることがあります。乾燥して通気性の良い、涼しい場所を選びましょう。なるべく西日の当らないような場所が良いでしょう。

土質は気にしませんが、通気性の良い土壌を好みます。栄養の少ない土壌や荒れ地、砂地でも問題なく育ちます、
苦土石灰と腐葉土を漉き込み、2週間ほど寝かせたら、耕して種を蒔きます。
鉢植えでは赤玉土6:腐葉土4に元肥を混ぜた土がおすすめです。

水やりは、十分に根を張ったら基本的に行いません。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと水を上げましょう。

根粒菌と共生して窒素を得るため、肥料は基本的に不要です。控えめに緩効性の化成肥料などを置肥するぐらいで問題ありません。

花言葉は「善良で陽気」「豊かな愛」「勤勉」「実直」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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