薫衣草 ラベンダー クンイソウ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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薫衣草 ラベンダー クンイソウ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

薫衣草

ラベンダー クンイソウ

英語:Lavender ラベンダー

Unicode: [薫_0x85AB][衣_0x8863][草_0x8349]

シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物の通称、または、半耐寒性小低木(ラベンダー、コモン・ラベンダー、イングリッシュ・ラベンダーなど)を指します。

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地中海沿岸、インド、カナリア諸島、北アフリカ、中東原産の常緑低木で、ハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理、芳香植物として、香りが活用されてきました。

ポルトガル共和国の国花です。

ラベンダーの語源は、「洗う」を意味するラテン語lavareだと言われています。ラベンダーは、古代ローマ時代から薬草として知られていました。浴場が好きなローマ人たちは、浴槽の中にラベンダーの花を入れて香りを楽しんでいたため、ラテン語の「lavare(洗う)」が名前の由来となったと言われています。精油はリラックスや精神安定にも使われ、とても人気があります。

日本では、江戸文政期の西洋薬物書に「ラーヘンデル」「ラーヘンデル油」の名で記載されています。昭和期には香料原料として、北海道富良野地方などで栽培され、1970年頃までは盛んに精油が生産されていました。合成香料の台頭で衰退しましたが、現在ではラベンダー畑の景観が素晴らしいことで、観光資源となっています。

高さは2メートル以下。低木草本、小低木、亜小低木で、多年生のものとそうでないものがあり、ヨーロッパ南部を中心に39種が知られます。

開花時期は5月~7月頃で、紫色の花が最もポピュラーですが、白、ピンク色の花もあります。

花、葉、茎は細かい毛でおおわれており、その間に精油を出す腺があります。揮発性の油を多く含むため、草食動物はほとんど食べませんが、芳香で蜂などを引き寄せるため、蜜源植物としても有用です。

ユーカリと同じように、夏の熱さなどで自然発火し、火災(野火)を起こします。種子は野火の後に発芽する性質があります。

園芸用としても愛好され、多くの品種が作られ、流通しています。

育て方は、元々は乾燥した冷涼な気候の、やや荒れた土地に自生する植物なので、日当たりが良く、風通しの良いところで育てましょう。

夏の高温多湿には弱いので、真夏の時期には涼しい場所に避難させたほうが良いです。梅雨の時期は長雨で弱ることもあるので、蒸らさないようにしましょう。

耐暑性の強い品種も作られ、高温多湿な環境でも栽培ができるようになってきました。

用土は多湿を嫌うので、水はけの良い土が最適です。 肥料や雑菌の入っていないものを選びましょう。鉢植えは、市販のラベンダー用土で問題なく育ちます。

水やりは、乾燥を好む性質を持っていますので、土が乾いているのを確認してから与えましょう。葉や花に水をかけず、根元に与えるのがポイントです。

肥料はなくても元気に育ちます。植え付けの際に緩効性肥料を元肥として与え、開花、収穫後にお礼肥を施します。

花言葉は「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不信感」「疑惑」「献身的な愛」「静寂」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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