蟻刺 虎刺 アリドオシ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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蟻刺 虎刺 アリドオシ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

蟻刺 虎刺 アリドオシ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

蟻刺 虎刺

アリドオシ

英語:Damnacanthus indicus ダムナカンサス インダカス

Unicode:
[蟻_0x87FB][刺_0x523A]
[虎_0x864E][刺_0x523A]

アカネ科アリドオシ属の常緑低木で、本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布し、山地のやや乾いた薄暗い林下に生育します。

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国内の野生種は激減しており、以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けています。
絶滅危惧IA類(CR)- 山梨県
絶滅危惧II類(VU)- 茨城県、埼玉県、福井県

海外では、東アジア、東南アジアからインド東部まで分布しています。

赤く熟した果実が翌年の花期まで残ることから、「年中有り通し」→「蟻通し」の音が通じ、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)とともに植え、、「千両、万両、有り通し」と称して正月の縁起物とします。

別名を一両(イチリョウ)ともいいます。

樹高は30~60cmで、主茎はまっすぐに伸びますが、側枝はよく二叉分枝しながら横に広がります。
葉は卵形で対生し長さ1~2.5cm程。固く表面に光沢あります。

葉腋に1対の細長い長さ1~2cmの針のような鋭いトゲがあります。葉が枝から水平に広がり、それに対してトゲは垂直に伸び、上下に対になっています。

花期は4月~5月頃。葉腋に筒状の白い4弁花を2個ずつ咲かせ、花冠の長さは約1cmです。

縁起の良い果実は、果実は冬に赤く熟します。液果で直径5~6mmの球形で、先端にガクが残ります。

和名の「蟻通し」の語源には、

・とげが細長く、アリでも刺し貫くということから。
・とげが多数あり、アリのような小さい虫でないと通り抜けられないということから。

の2説があります。

育て方は、日向から明るい日陰で、強風が当たらない場所が適します。

耐寒性があり寒さには耐えますが、寒風に弱いので木陰などの直接風が当たりにくい所が理想的です。
冬は寒風が当たらないようにし、霜が降りる地域では冬は室内の明るい窓際に取り込みます。

強い日差しや直射日光が当たる場所では葉焼けを起こします。
夏の直射日光は避け、半日陰で風通しの良い場所に置きます。

かなりの日陰でも育つので、日差しの当たりにくい所で管理しても大丈夫です。
樹木の下や塀の陰、家の北側などの暗い場所でも問題ありません。

水はけがよく肥沃な土壌を好みます。赤玉土と鹿沼土の混合土に、腐葉土を漉き込んでおきましょう。

水やりは、地植えの場合は、根付いてからは、雨が降らない日が続く時以外には特に必要ありません。鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりとやりましょう。多湿になると根腐れをおこします。

施肥は特に必要ありません。肥料はあまり多くなくても良く育ちます。与える場合は、春か秋に有機肥料を置肥してください。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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