飛信子 ヒアシンス(ヒシンシ) 角字で花と植物の名前、漢字表記

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飛信子 ヒアシンス(ヒシンシ) 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

飛信子

ヒアシンス(ヒシンシ)

英語:Hyacinth ヒヤシンス(ヒシンシ)

Unicode: [飛_0x98DB][信_0x4FE1][子_0x5B50]

キジカクシ科ツルボ亜科ヒアシンス属の球根性多年草で、地中海東部沿岸のトルコ、シリア、レバノン、イスラエルからイラン、トルクメニスタン付近が原産、オスマン帝国で栽培され、園芸化されました。

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16世紀前半にヨーロッパに伝来しイタリアで栽培されてました。16世紀末にはイギリスで園芸愛好家に注目され、18世紀から19世紀にかけて盛んに育種が行なわれ、数百の品種が作られました。
現在主に栽培されるのは、地中海北東部原産のダッチヒヤシンスで、18世紀オランダで改良され、2,000以上の栽培品種が作出されたものです。

ヒヤシンスの名は、ギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来します。
医学の神アポロンと一緒に円盤投げに興じていたところ、二人の仲を嫉妬した西風の神ゼピュロスがおこした風によって円盤の軌道が変わり、ヒュアキントスの額を直撃して死んでしまい。この時に流れた大量の血からヒヤシンスが生えたという神話が元になっています。

日本では、10品種ほどが耐寒性秋植え球根として扱われ、鉢植えや水栽培などで観賞されます。チューリップやスイセンなどと並んで、春の花壇を彩るポピュラーな園芸種です。

球根の表皮が花色と同じような色なので、球根を見るとおおよその花色がわかります。
葉は光沢のある緑色で、広線形で長さ15~30cm,4~8枚根生して立ち、肉質で内面はへこんでいます。
春先に良い香りを強く漂わせる花を咲かせます。原種本来の花色は青紫色のみですが、栽培種は青、紅、白、淡黄色など様々です。1~3本の花茎が伸びてきて、1本の茎に花を多数つけます。花は横向きまたはやや下垂し、漏斗形で径は2~3cmです。

育て方は、日当たりと水はけの良いところを好みますので、団粒構造の土に植え、春の発芽のころから花が終わるころまでは日に良く当てます。土は一般の草花用培養土で問題ありません。

水やりは、10月から5月までの生育期は、用土が乾いたらたっぷり与えます。庭植えではほとんど必要ありませんが乾燥がひどい時はたっぷりと与えます。

施肥は、元肥として緩効性化成肥料と苦土石灰を用土に混ぜておきます。固形の有機質肥料を施す際には、球根から離して、表土に埋めるようにします。追肥は花の咲き始めと花の終わりに適宜行います。

球根はほとんど分球しないので、小球を発生させるには、球根の底部をえぐり取るスクーピングや、切れ込みを入れるノッチングという技術が必要です。初心者には困難なので、植える時期に出回る球根を、その都度購入して植えましょう。

花言葉は「悲しみ」「悲哀」「初恋のひたむきさ」。 赤は「嫉妬」、ピンクは「スポーツ」「ゲーム」「しとやかなかわいらしさ」、白は「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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