鱈 タラ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字

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鱈 タラ 魚編(さかなへん)の漢字や、魚、海の生物、水の生物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する生物についても簡単に解説しています。

タラ

英語:cod コッド

Unicode: [鱈_0x9C48]

タラ目タラ科タラ亜科に属する魚の総称で、日本近海では北日本沿岸にマダラ、スケトウダラ、コマイの3属3種が分布します。ほとんどの種類は寒帯・亜寒帯の冷たい海に分布する海水魚で、太平洋、朝鮮半島から北米カリフォルニア州サンタモニカ湾まで、北半球の寒冷な海に生息しています。温帯に分布するものや汽水域に暮らす種もいます。

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単に「タラ」と呼んだ場合は「マダラ」を指すことが多いです。

1m前後に成長し、口が大きく、背ビレは3基、腹ビレは喉に近いところにあり、上顎は下顎よりも前に突出します。下顎にヒゲがあります。背中側の体色は灰色や褐色で、まだら模様があり、水底に紛れる保護色となります。お腹が膨らんだような形をしています。

海底の近くで生活する底生魚で、水深200m以深で暮らすいわゆる深海魚が多いですが、季節によって生息する深度を変える種類もいます。大きな群れを形成し、大規模な回遊を行う種類もいます。

食性は肉食性で、多毛類・貝類・頭足類などの無脊椎動物や、他の魚類を捕食します。動くものは、大きな口で何でも飲み込んでしまうため、「たらふく=沢山食べる」「矢鱈目鱈=なんでもかんでも」などの慣用句ができました。

産卵は冬から早春にかけて。卵は砂泥の海底に産卵されます。一度で数十万から数百万個の卵を産み、魚類の中でも多産の部類です。ただし、親による保護は確認されず、生残率は非常に低いと考えられています。

ほとんどの種類が重要な水産資源として利用され、底引き網や延縄、釣りなどで漁獲されます。

身は脂肪が少なく柔らかい白身で、寒くなるほど美味しくなるため、寒い時期に欠かせない食材となっています。

身の鮮度の落ちが早く、古くなると独特の匂いを発するため、保存技術が未発達な時代は、干物(棒鱈)や塩漬け(バカリャウ)に加工して保存し、水で戻して調理されていました。

主な料理法は、鍋(たらちり)、塩汁、しょうゆ汁、みそ汁、、ソテー、ムニエル、フライ、刺身、ホイル焼きなどです。また、白子は美味しく高級品であり、スケトウダラの子はタラコと呼ばれ、塩蔵や、唐辛子に漬けた辛子明太子に加工され人気となっています。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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