鱧 ハモ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字

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鱧 ハモ 魚編(さかなへん)の漢字や、魚、海の生物、水の生物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する生物についても簡単に解説しています。

ハモ

英語:Conger コンガー

Unicode: [鱧_0x9C67]

ウナギ目ハモ科の大型の海水魚で、日本では本州中部以南で見られます。海外では西太平洋とインド洋の熱帯・温帯域に広く分布します。

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水深100mまでの沿岸域に暮らし、夜行性で、昼は砂や岩の隙間に潜って休み、夜に海底近くを泳ぎ回って獲物を探します。

食性は肉食で、小魚、甲殻類、頭足類などを捕食します。

成長すると全長1m(最大2m)ほど。体は他のウナギ目同様に細長い円筒形で、鼻先がわずかに湾曲します。

体色は茶褐色で腹部は白く、体表に鱗がありません。側線がよく発達し、肛門は体の中央付近にあります。ヒレがよく発達していて、背ビレはエラ蓋の直後、尻ビレは体の中央付近から始まって尾ビレと連続し、胸ビレも比較的発達しています。

ウナギと比べると口が大きく、目の後ろまで裂け、犬歯のような鋭い歯が並びます。
捕まえると、大きな口と鋭い歯で咬みついてくるので、「食む(はむ)」から「ハモ」と呼ばれた説があります。

産卵期は夏で、浮遊卵を産卵します。ウナギのような大規模な回遊はせず、沿岸域に留まったまま繁殖行動を行います。秋に孵化するとレプトケファルスという幼生体になり、シラス漁などで混獲されることがあります。

白身魚ですが、皮が硬く、長くやや硬い骨があり、骨切りするか、すり身にして利用します。京料理に欠かせない食材として扱われます。

京都では、生活に密着した食材で、スーパーにおいても鱧の湯引きなどは広く販売されており、季節の風物詩とされます。特に祇園祭の暑い季節に好まれ、夏の味覚の代表的なものとして珍重されます。大阪市の天神祭でも鱧料理は欠かせないものとなっています。

家庭で「骨切り」をすることは難しいので、鮮魚店で骨切りをして、生で販売しています。

主な料理法は、ゆびき、ちり、煮つけ、はもすき、ぼたんはも、潮汁、ちり鍋、焼きはも、塩焼き、天ぷら、唐揚げ)、オイスターソース炒めなどです。

ウナギ同様、血液に有毒なイクシオトキシンを含み、生食すると中毒を起こします。調理中に付いた血を、なめたり、目をこすったりなどしないよう注意してください。加熱すると毒素は失活します。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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