檜 桧 ヒノキ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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檜 桧 ヒノキ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

檜 桧

ヒノキ

英語:Japanese cypress ジャパニーズサイプレス

Unicode:
[檜_0x6A9C]
[桧_0x6867]

ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で、本州の福島県以南、四国、九州の屋久島まで分布します。多雪を好まないため、日本海側にはあまり分布せず、主な分布地は太平洋側に偏る傾向があります。

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材木用として古くから植林されてきた歴史があり、植栽の面積としてはスギに次いで多く、我が国で最も普通に見られる木の一つ。主な天然のヒノキ林は木曽、裏木曽、高野山、高知県西部など数少ないですが、人工林として多く植栽されています。

樹高は20~30mで、大きい個体は高さ50m、直径2.5mになるものもあります。直幹性で、樹皮は赤褐色で、帯状に剥がれます。樹齢は時に2,000年を超えることもある長寿を誇る樹木です。

開花は3月下旬~4月頃。雌雄同株であり、1本の木に雌雄の花が咲き、雌花は直径3~5mmの球形で赤紫色。雄花は直径2~3mmの楕円形で、紫を帯びた褐色になり、枝先で大量に開花します。雄花から放出される花粉は、花粉症のアレルゲンとなります。

花の後には直径1~2cmの球形の果実ができ、秋に赤褐色に熟すと、中から翼のある種子が飛び出します。食用にはなりませんが。キジバトはこれを好んで食べます。

材は木目の美しさ、香りの良さ、1000年以上保つとされる耐久性や耐水性の高さから、最高品質な建築材とされ、伊勢神宮、法隆寺の金堂や五重塔、東大寺、唐招提寺などにも使われています。

建材以外でも仏像、浴槽、風呂、まな板、などの日用品に使わてきました。スギよりも成長が遅いため、木目が細かく、仕上がりが上品になるため、価格はスギよりも高価です。近年では大口径の天然ヒノキが激減し、極めて貴重なものになってしまいました。

ヒノキの葉には殺菌及び防腐効果のある脂分が含まれ、「掻敷(かいしき)」と呼ばれ店頭で、鮮魚や松茸の下に敷かれます。

育て方は、日当たり、風通しともに良い場所を好みます。 真夏の強い西日は葉先を痛めてしまうので、苗のうちは、ヨシズなどで遮光します。 耐暑性、耐寒性が高く(豪雪は嫌います)、病害虫や大気汚染にも強く、養分が乏しい乾燥地や日陰でも育つ丈夫な樹木です。

用土は、水はけが良いものを好みます。地植えの場合は掘り起こした土に腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜます。鉢植えの場合は、赤玉土中粒2:完熟腐葉土または樹皮堆肥1の割合で混ぜたものか、市販の培土でもかまいません。

水やりは、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、表土が乾いたらたっぷり与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。鉢植えでは、水を好むほうなので乾きが八分ぐらいになったらやや多めに与えます。

施肥は、庭植えは、1月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは、3月に化成肥料を株元に追肥します。

花言葉は「不老」「不死」「不滅」「強い忍耐力」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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