海鼠 ナマコ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字

海鼠 ナマコ 魚編(さかなへん)の漢字や、魚、海の生物、水の生物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する生物についても簡単に解説しています。

海鼠

ナマコ

英語:Sea cucumber シーキューカンバー Sea slug シースラッグ

Unicode: [海_0x6D77][鼠_0x9F20]

棘皮動物門ナマコ綱に分類される海洋性生物で、潮間帯から深海まで、分布は海洋全域に及びます。世界に約1,500種、日本にはそのうち200種ほどが分布します。そのうち食用になるのはマナマコなど約30種類です。

現在、確認されている種すべてが海洋性で、淡水・汽水域には生息しません。大部分が底生ですが、深海に住む浮遊性の種類もいます。

多くは細長い芋虫型で、腹と背の区別があります。前端に口、後端には肛門があり、口が水平に向きます。

体表は主にコラーゲンから成る厚い体壁に覆われています。体壁は柔軟で、伸縮性に富み、表面はクチクラに覆われ、内側には環状筋と5列の縦走筋があり、これらを使って呼吸や運動を行います。

体重の90%以上は水分で、深海の浮遊性ナマコは寒天質の体をしており、重量を減らすことで浮力を得ているようです。

海底をゆっくりと這ったり、深海で浮遊して暮らしています。多くの種類が、堆積有機物を主な餌としています。

雌雄異体で、多くの種は体外受精による繁殖を行います。日本周辺でのナマコの産卵期は、3月中旬から8月下旬までの間で、この期間に1匹のマナマコが生む卵の数は2,000万個程度といわれています。

種類によっては、敵に襲われると、白い糸状の組織を肛門から吐出します。キュビエ器官といわれるこれは、他の生物の体表にねばねばと張り付き、行動を抑制します。

キュビエ器官を持たないナマコは、腸管を肛門や口から放します。再生力は強く、吐き出した内臓は1~3ヶ月ほどで再生されます。

日本や中国では古来より、ナマコを食料として利用してきました。

日本では酢の物として食べることが多く、こりこりした食間を楽しみます。
また、内臓を塩辛にしたものは「このわた」、卵巣を干したものは「くちこ」と呼ばれ、ウニ・からすみと並んで日本三大珍味とされます。

中国では乾燥させた干しナマコが、煎海鼠、海参(いりこ)とよばれ、高級食材として中華料理で利用されて来ました。

日本のナマコ漁獲量は1980年代以降減少傾向でしたが、水質が改善したことで、徐々に回復し、2006年度の生産額は130億円余り。乾燥ナマコは香港、中国などに輸出されています。

江戸時代には、ナマコは中国(清)への主要な輸出品となり、干しナマコ・ふかひれ・干しアワビは「俵物三品(たわらものさんぴん)」と呼ばれ、外貨獲得の手段として重要視されました。

中国の富裕層が増加すると、高級食材としてのナマコの需要が高まり、漁獲量と輸出量が増加しています。
アメリカ合衆国フロリダ州、コスタリカ、エクアドル、インドなどでもナマコの漁獲が行われ、ほぼ全量が中国へ輸出されています。

近年では、中華料理の食材として、特に黒ナマコが「海のダイヤ」呼ばれ非常に高値で取引されることが多く、保護水域や漁業水域での密漁も横行しています。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.