片栗 カタクリ 角字で花と植物の名前、漢字表記

片栗 カタクリ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

片栗

カタクリ

英語: Dogtooth violet ドッグトゥースバイオレット

Unicode: [片_0x7247][栗_0x6817]

カタクリはユリ科カタクリ属の球根性多年草で、別名カタコともよばれます。古語では「堅香子(かたかご)」。葉にはまだら模様があり、春先にうつむいたような姿の独特で見栄えする紅紫の花(白い花も咲きます)を咲かせたあと、地上部は枯れます。

球根の姿がクリの片割れに似ている、「片栗」の意味で名づけられたといわれています。
球根を干したものからは、良質なデンプンが採れ、片栗粉は、もともとカタクリから抽出したデンプンのことを指していましたが、極めて希少なため、現在ではジャガイモやサツマイモで作られています。

北東アジア(朝鮮半島、千島列島、サハリン、ロシア沿海州)と、日本では北海道、本州、四国、九州の平地から山地の林内にかけて広く分布します。比較的日光の差すブナ、ミズナラ、イタヤカエデなどの落葉広葉樹林の林床に群生します。

種子で繁殖しますが、発芽から開花まで8~9年ほどかかるため繁殖力は弱いです。種子の表面には脂肪酸や炭水化物などの栄養素が大量に含まれており、アリが誘発され遠くの巣へ運びます。表面の栄養素を食べ尽くした後はアリによって巣の外へ捨てられます。つまりアリに繁殖を助けてもらっている形になります。

一年の内2ヶ月ほどしか活動せず、残りは葉を枯らして球根で休眠します。そのため、種子から発芽して花を咲かせるまでに8~9年ほどの歳月を必要とします。

種の発芽にも時間が掛かり、また成長が遅いため、日本の主な群生地では天然記念物や絶滅危惧種として認定されて手厚く保護されています。

国内に自生するカタクリは一種のみですが、北米には15種類ほど存在します。

栽培する場合は、球根を購入して植え付けます。日本カタクリはデリケートで、自生地に近い環境を整える必要があります。カエデなどの木漏れ日の多い落葉樹の下に植えて、ワラや落ち葉をかけておきます。球根でふえる力が弱いので、分球ではめったにふやせません。種を採取して育てますが、発芽までに時間が掛かりますので、繁殖は極めて困難です。洋種は丈夫で、十分に肥培管理をすると何年も咲き続けます。

花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.