牡丹 ボタン 角字で花と植物の名前、漢字表記

牡丹 ボタン 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

牡丹

ボタン

英語:Tree peony ツリーピオニー

Unicode: [牡_0x7261][丹_0x4E39]

ボタン科ボタン属の落葉小低木またはボタン属の総称。原産地は中国西北部で、花を観賞するために広く栽培されています。
「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数の別名を持ちます。

落葉低木で、幹は直立して枝分かれし、葉は1~3裂、小葉は卵形から披針形、葉先は2~3裂するか全縁。開花期は4月~5月で、新芽から枝分かれをした先に花径15~40cm程の大型で豪華な花をつけます。花は一度植えつければ、毎年咲きます。
花色は、赤、ピンク、黄、オレンジ、白、紫、絞り咲きなどで、八重咲きしたものは風格があり、大変美しく、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という「女性の美しい立ち振る舞いや容姿を、花にたとえて表現する」慣用句が生まれたほどです。

中国では2世紀頃から薬用として重用されていました。根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」という生薬になり、日本薬局方にも収録されています。消炎、解熱、止血・鎮痛、浄血、月経痛、子宮内膜炎などに効用があると言われ、漢方では主に婦人病薬に配剤されたり、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸などの漢方薬の原料にもなります。

その後、花の美しさから5世紀頃には観賞されるようになり、盛唐期以降は、「花の王」として、他のどの花よりも愛好されるようになり、様々な故事にも登場します。

日本へは奈良時代または平安時代に薬用植物として伝わり、園芸用としての人気が高まって、江戸時代には栽培のための参考書が出版されるまでになりました。

育て方は、春と秋に良く日があたり、夏は半日陰、冬は冷たい風が当たらない暖かい場所が理想的です。
加湿と暑さは苦手です。

地植えの場合は、真夏の西日は寒冷紗などで遮り、冬は傘を差したり、雪除けを作ります。
傘や雪除けをかぶったボタンは大変愛らしく、その様子自体が風物詩になるほどです。

鉢植えにして、季節毎に理想的な場所へ移動する方が楽かもしれません。

寒さや乾燥に強く、本来は丈夫で育てやすい植物ですが、見事な花を咲かせたり、株を長持ちさせるのには、技術が必要となります。

植えつけに適しているのは9~10月頃です。
苗木を植えつけた翌春には花が咲きますが、株そのものの勢いは弱ってしまいます。

市販の苗木はほとんどが、シャクヤクを台木にした接ぎ木苗です。苗から伸びている根はシャクヤクの根になります。
ボタンの根は成長がきわめて遅く、植えつけて半年ほどで太さが1cmに満たないほどです。
シャクヤクの根の力だけで花を咲かせると弱ってしまい、枯死することもあります。
最初は早い時期に蕾を摘み取って、花を咲かせず、自根をしっかり育てましょう。

水はけと水もちの良い土を好みます。
鉢植えの場合は、赤玉土6、腐葉土4の割合で配合した土に川砂を1割ほど混ぜ込んで使います。
地植えの場合は、粘土質以外の土壌の場所を選び、腐葉土または堆肥を混ぜ込んで植えます。
植え替えを嫌うので、移植はせず、鉢は最初から大きめのものを用意します。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。根が浅く張っているので、幹から遠い場所に与えます。
根が浅いので、夏の乾燥期には弱ることがあります。傘等で半日影を作り、できれば水鉢をつくって水やりをします。

施肥は、肥料を好むので、3月に芽出肥とお礼肥を与えます。緩効性化成肥料を株元に施します。夏の高温期は根が弱るので、肥料は不要です

花言葉は、「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」「思いやり」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.