菖蒲 ショウブ 角字で花と植物の名前、漢字表記

菖蒲 ショウブ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

菖蒲

ショウブ

英語:Sweet flag スイートフラグ

Unicode: [菖_0x83D6][蒲_0x84B2]

ショウブ目ショウブ科のショウブ属に属する、池、川などに生える多年草で、単子葉植物の一種です。

ユーラシア大陸および北米大陸に広く分布し、日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシアの極東・シベリア地域、マレーシア、インドシナ、インド、スリランカ、ヒマラヤのほか、北アメリカまで、北半球の暖帯から温帯に広く生息しています。

日本では北海道から九州までの水辺に自生しており、池や溝のそばで群生します。

別名 は【匂い菖蒲(ニオイショウブ)】、【白菖(ハクショウ)】、【葉菖蒲(ハショウブ)】、【香り菖蒲(カオリショウブ)】です。

「菖蒲」の文字は「アヤメ」とも「ショウブ」とも読まれ、混同されることがありますが、本種はアヤメとは全く別の植物で、「アヤメ、ハナショウブ」はアヤメ科、「ショウブ」はショウブ科(分類によってはサトイモ科)で種類自体が異なります。

アヤメは大きく美しい紫系の花を咲かせますが、ショウブは薄緑色の地味な花です。また、アヤメには香りはありませんがショウブには独特の強い香りがあります。

薬草、漢方薬としても用いられ、端午の節句の菖蒲湯で使われるのはここで紹介している「菖蒲(ショウブ)」の方です。
芳香のある生の根茎や葉を風呂に入れて入浴する「菖蒲湯」は血液循環促進、冷え性、肩こり、疲労痛に効能があるとされています。

根茎が生薬になり、白菖、菖蒲根(しょうぶこん)、カラムスコンと呼ばれています。薬効は鎮静、健胃で、漢方薬にも用いられます。

中国では古来より、形が刀に似ていること、邪気を祓うような爽やかな香りを持つことから、男子にとって縁起の良い植物とされ、軒に吊るしたり、枕の下に置いて寝たりしていました。

日本でも、奈良時代より端午の節句に使われ始め、武士が台頭してからは「しょうぶ」の音に通じるので「尚武・勝負」という字が当てられ、縁起物として軒先に魔除けとして吊るしたり、風呂に入れる習慣が伝えられてきました。

育てる場合は、日当たりの良さや十分な水が必要です。

湿った環境を好むので、敷地に池や小川があれば、ほとりに植えます。
土は水持ちの良いものを好みます。理想は田んぼの泥です。

睡蓮鉢に、他の水生植物や湿地の植物と一緒に寄せ植えして、メダカや金魚を放ち、ミニビオトープを作って楽しむ人もいます。メダカや金魚を一緒に飼うとボウフラが湧くのを防げます。睡蓮鉢用の培養土も売っていますので、それを使うと良いでしょう。

肥料は、緩効性肥料や発酵済みの油かすが適しています。睡蓮鉢用の肥料も売っています。与える時期は、開花後になります。

苗を購入する際は、ハナショウブやアヤメ、カキツバタと間違わないようにしてください。種類によっては育て方が異なります。ショウブの苗は「匂い菖蒲、ニオイショウブ」という名前で流通していますが、扱っているところは多くありません。ショウブの花は薄緑色の地味な見た目なので、花の鑑賞には向いていません。

花言葉は「あなたを信じます」「優しい心」「忍耐」「諦め」です。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.