冬眠鼠 ヤマネ 角字で哺乳類の名前、漢字表記

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冬眠鼠 ヤマネ 哺乳類の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する動物についても簡単に解説しています。

冬眠鼠

ヤマネ

英語:Dormouse ドアマウス

Unicode:[冬_0x51AC][眠_0x7720][鼠_0x9F20]

齧歯目ヤマネ科の齧歯類。現生種では、ヤマネ属は本種のみ。日本固有種で、別名ニホンヤマネ。

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本州、四国、九州に分布しています。

ヤマネ科は海外のものも含めて28種類いますが、日本には、野生ではニホンヤマネしか住んでいません。

体重は18gほどで、鶏卵の半分もありません。

ネズミと異なり、しっぽにふさふさとした毛が生えています。

背中は淡褐色で、腹面の毛衣は白がかった褐色、眼の周囲は暗褐色で、背中には1本の黒い縦縞があります。

目は黒く、くりっと大きくて可愛らしいです。

低山地から亜高山にかけての森林に生息し、樹上で生活しています。細い枝はぶらさがりながら移動し、枝の間を跳躍したり、後肢だけで樹上にぶら下がることもあります。

夜行性です。

樹洞にコケや樹皮を集めた巣を作りますが、岩壁や岩の割れ目、スズメバチの古巣、山小屋や鳥の巣箱に巣をつくることもあります。

食性は雑食で、主にヤママユなどのガ類、セミ類、トンボ類、カナブンなどの甲虫、カミキリなどの昆虫を食べ、クモも食べます。鳥類の卵や果実なども食べます。果実はアケビ、サルナシ、ヤマブドウなど。皮を残して、中身だけ食べます。

天敵は、フクロウやヨタカ、ヘビなどで、冬眠中のヤマネはテンやキツネ、モグラやネズミにも捕食されることがあります。

寒く、食べ物がなくなる冬には、体温を0℃近くまで下げて冬眠をします。

ヤマネの冬眠は、体に蓄えた栄養分だけで半年間も命を維持できます。 環境の温度に合わせて体温を下げ、代謝量を少なくし、さらに手足を内側に入れて丸くなることで、なるべく体表面からの放熱を少なくします。

丸まって冬眠する様子から、マリネズミ、コオリネズミとも呼ばれます。

山小屋にある布団やタンスの中で冬眠することもあります。冬に木を切ると、冬眠中のヤマネが転がり出てくることがあることから、林業に携わる人々は、ヤマネを山の守り神として大切にしてきました。

主として樹洞に巣を作るため、樹洞が形成される大木のある樹林が住処となりますが、このような樹林は減少傾向にあるため、生息数が減少していると考えられています。

本来の生息地ではなく、民家や、集材所等の木材から発見されることも多くなりました

天然記念物に指定されているヤマネは、捕獲や殺害、未申請での飼育が禁止されています。刑罰に処される場合もありますので、誤って捕まえた場合は、ただちにその場で放すか、捕まえた場所の市町村教育委員会に連絡し、その指示に従ってください。弱っている個体を保護した場合も、同様にしてください。

ペットとして扱われるのは、主にアフリカヤマネほか、数種類の輸入ヤマネです。

飼育は難しくないですが、とても臆病な性格であるため、手に乗せたり、過度なふれあいを目的に飼育することは、ストレスを与えてしまうため、控えた方が良いと思われます。

子供から育てれば、手乗りになる可能性もありますが、成獣を飼育する際は、観察目的にすると良いがもしれません。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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