夷草 恵比須草 エビスグサ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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夷草 恵比須草 エビスグサ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

夷草 恵比須草 エビスグサ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

夷草 恵比須草

エビスグサ

英語:Senna obtusifolia センナ オブツシフォリア

Unicode:
[夷_0x5937][草_0x8349]
[恵_0x6075][比_0x6BD4][須_0x9808][草_0x8349]

マメ科ジャケツイバラ亜科の小低木または一年草。北アメリカ大陸または、熱帯アメリカの原産。熱帯アジアから中国南部に伝わり、日本には江戸時代の享保年間に渡来したとされています。日本では本州から沖縄にかけて、帰化植物として広く分布します。

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熱帯地方では宿根して亜灌木になる場合がありますが、それ以外の地域では一年草として栽培されています。

和名の由来は、異国から来たという意味で「夷草(えびすぐさ)」と名付けられたと言われています。

草丈は70~150cm程、茎には稜角が見られ、葉は互生し、2~4対の小葉から成る羽状複葉で、ネムノキのように、夕方になると葉を閉じます。茎や葉を潰すと、独特の臭いが出ます。

花期は7~8月頃で、葉腋から花茎を少し伸ばして、黄色い花を1輪か2輪ずつ下向きに咲かせます。

花後は、湾曲した六角柱形の細長いサヤがつき、秋の10月頃に褐色に色づきます。変色したサヤを採取せずそのまま放置した場合は自然に弾け、こぼれ種となります。

サヤの中の種子は、6角形で光沢があります。

種子は「決明子(けつめいし)」と呼ばれる生薬として利用され、緩やかに便通を良くする緩下作用があります。また、目の充血を取る作用もあるといわれ、他に、利尿作用も報告されています。

「決明子」は「ハブ茶」の通称で知られていますが、本来の「ハブ茶」は、同属のハブソウの種子で「望江南(ボウコウナン)」と呼ばれます。ハブソウの種子は収穫量が悪いために、エビスグサの種子を代用品としたのが、そのまま「ハブ茶」として残りました。

飲用法としては、1日量として5gから10g程度の「ハブ茶」を、約400mLの湯で30分ほど煎じ、煎じ汁を飲みます。

根で根粒菌と共生しており、空気中の窒素を固定します。また、土中の硬盤粉砕も行うため、荒れ地を肥沃な土地にしてくれます。さらに線虫の増殖を抑制するため、コンパニオンプランツや土壌改善用の植物として植えられる場合があります。

育て方は、強い生命力を持ち、発芽するとほとんど枯れることがありません、乾燥にも強く、施肥も不要で手間いらずで、初心者でも育てやすい植物です。

日当たりと水はけの良い場所を好みます。霜に当たると弱ってしまいますので、寒冷地では霜よけネットなどで保護しましょう。

用土は、水はけが良ければ、土質を選びません。比較的乾燥していても、やせ地であっても良く育ちます。
種を播く前に浅く耕し、種播後は覆土しやや押さえます。

水やりは、発芽までと初期成育の期間は土が乾かないように管理し、必要に応じて与えます。十分に育ったら水やりは不要です。
鉢植えやプランターでは、表土が乾燥したら、たっぷりと与えます。

施肥はほぼ不要です。根で根粒菌と共生しており、空気中の窒素を栄養素として吸収することができます。窒素系の肥料は与えなくて良いです。リン酸、カリウムは成長の様子を見て、少量与えます。

花言葉は「内気」「はにかみ」「慎ましやか」「恥じらい」「清浄」「生まれながらの素質」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

 

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