枸杞 クコ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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枸杞 クコ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

枸杞

クコ

英語:Goji berry ゴジベリー

Unicode:[枸_0x67B8][杞_0x675E]

ナス科の落葉広葉低木で、東アジア(中国~日本)原産。日本全土で見られ、実が付き始める秋頃は特に見る人の目を楽しませてくれます。

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平地に分布し、山地には見られません。日当たりのよい原野、荒れ地、河川堤防、土手、海岸、市街地や農耕地帯の道ばたなどのやぶに自生しており、人の手が加わりやすく、高木が生えきれない環境によく生えます。ある程度湿り気のある水辺の砂地を好みます。実を鑑賞・食用とするために庭などで栽培もされます。

海外では、朝鮮半島、中国、台湾に分布します。北アメリカなどにも移入され、別名ウルフベリー、ゴジベリーとも呼ばれています。

高さ1~2m程度。茎は細長く伸びて直立せず、枝は長さ1m以上、太さは数mm~1cmほどで、細くしなやか。枝はよく分岐し、地上部は弓状にしなって垂れ下がり、やぶ状になります。

葉はやや先が尖った楕円形で、数枚が集まるように枝から出て、葉質は厚く、軟らかで無毛です。付け根には、しばしばとげ状の小枝が生えます。

夏から秋にかけて薄紫色の花を咲かせて、秋にかわいらしい赤い果実をつけます。

有用植物で、葉や果実が食用、茶料、果実酒、薬用などに、また根は漢方薬に用いられます。

クコの実にはビタミンやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれているとして、スーパーフードとしても人気となっています。杏仁豆腐の上に乗っている赤い実は、このクコの実です。

果実は枸杞子(くこし)、根皮は地骨皮(じこっぴ)、葉は枸杞葉(くこよう)という生薬になり、以下の効能があるとされています。

枸杞子:血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用
地骨皮:抗炎症作用、解熱作用、強壮、高血圧低下作用
枸杞葉:動脈硬化予防、血圧の低下作用

育て方は、日の光を好むので、1年を通して日当たりの良い場所で育てましょう。生命力が強く、よく芽吹き、刈り取ってもすぐに生えてきます。害虫にも強く、環境が合っていると元気に育ちます。

用土は、特に土壌を選びません。土手や荒地などの痩せた土地でも育ちます。水はけが良い砂質の土に植えましょう。酸性の土壌では育たないので、石灰などで中和してください。

水やりは、水を好む木ですが、多湿は嫌います。成木は、水をやりすぎると根腐れの恐れがあるので、水のやりすぎには注意しましょう。十分に成長した成木は降雨のみでも問題ありません。まだ若い苗の間や、夏の間は、たっぷりと水を与えます。春の芽吹きの時期は1日1、2回、夏は1日に2、3回、冬は2、3日に1回を目安にし、表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。

施肥は、丈夫な木なので、肥料は特に必要ありません。クコの実を収穫したい場合は、年に1回、腐葉土を土に混ぜ込むとよいでしょう。また、春に肥料を施すと枝枯れしにくくなります。生育が悪いと感じたら、2月頃に油かすや鶏糞などの有機肥料を少し与えましょう。

花言葉は「お互いに忘れましょう」「誠実」「過去を水に流す」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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