梨 ナシ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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梨 ナシ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

ナシ

英語:Pear ピアー

Unicode:[梨_0x68A8]

バラ科ナシ属の落葉高木、もしくは果物として食用にされるその果実のことで、日本で最も古くから栽培されている果物の1つといわれています。

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中国原産で、日本の本州、四国、九州、中国や朝鮮半島、台湾島に生育する野生種ヤマナシを基本種とする栽培品種群です。

主なものとして、和なし(日本なし)、中国なし、洋なしの3つがあり、食用として世界中で栽培されています。

樹高は高さ15mほどになります。葉は長さ12cm程の卵形で、縁に芒状の鋸歯があります。
花期は4月頃で、葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を付けます。
8月下旬から11月頃にかけて、黄褐色または黄緑色でリンゴに似た直径10~18cm程度の球形の果実がなり、果肉は白色で、甘く果汁が多く食用とされます。

日本でナシが食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、アジア大陸から人の手によって持ち込まれたと考えられています。文献に初めて登場するのは『日本書紀』で、持統天皇の詔にて、五穀とともに「桑、苧、梨、栗、蕪菁」の栽培を奨励する記述があります。

江戸時代には栽培技術が発達し、100を超す品種が果樹園で栽培されていました。現在の市川から船橋にかけての江戸近郊で江戸時代後期頃には、梨の栽培が盛んだった事がわかっています。

明治時代には、現在の千葉県松戸市において二十世紀が、現在の神奈川県川崎市で長十郎がそれぞれ発見され、、盛んに生産されるようになりました。その後も優良品種が多数発見され、盛んに品種改良が行われました。

太平洋戦争後、1959年に幸水、1965年に新水、1972年に豊水の3品種が登場し普及しまた。

育て方は、日当たりのよい場所を好みます。また、自家受粉できないので、果実を収穫したい場合は、授粉のために最低2本の木を一緒に植えます。幸水と豊水の2品種が家庭でも作りやすいとされています。

用土は、水はけ水持ちがよく、肥沃な場所を好みます。植える場所に50センチ穴を掘り、堆肥20キロと肥料1キロ程度(窒素-リン酸-カリ、8:8:8)をよく鋤き込んでおきます。鉢植えの場合は、市販されている花木用の土か野菜用の培土7割に、鹿沼土を3割配合するか、赤玉土大粒5:腐葉土4:砂1を混ぜて植え付けます。

水やりは、鉢植えは土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。地植えは、日照りなどよほどのことがないかぎり、雨の水だけで十分育ちます。夏には毎日たっぷりと水をやり、収穫が近づいたら控えめにすると甘い実を作ることができます。

施肥は、12月頃与えます。12月は休眠期ですが、休眠中の肥料は2月中旬、伸張の際に吸収され、6月頃にその肥料効果を発揮します。長期間にわたって肥料を効かせるため、遅効性の有機配合肥料が好ましいです。

花言葉は「和やかな愛情」「愛情」「情愛」「なぐさめ」「癒し」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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