榧 カヤ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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榧 カヤ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

カヤ

英語:Japanese torreya ジャパニーズトリア

Unicode:[榧_0x69A7]

イチイ科カヤ属の常緑針葉樹で、日本(本州・四国・九州)、朝鮮半島に分布します。

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樹齢が長く、長く生きると樹高は25m以上になります。日陰に強く、ある程度の大気汚染にも耐え、土質を選ばずに育つ丈夫さをもち、たまに庭木、公園や緑地などに利用されます。大木のものは寺社などで見かけることがあります。

葉の長さは2cm~3cm、細長くて先端がとがり、触れるとチクチクします。表面は濃緑色でツヤがあります。葉はらせん状に出ますが、付け根の部分でねじれており、結果として行儀よく二列水平に並びます。葉っぱをちぎると柑橘系に近い爽やかな香りがします。

雄と雌の木が別々で、春にそれぞれ雄花、雌花を咲かせます。雌花は受粉するとだ円形の実が成り、2年目(翌年)の秋に熟して緑色から赤褐色に変化して割れます。

「瑞祥の木」とされ大変に縁起が良く、いわゆる鎮守の森にも植えられます。

実は食用になったり、しぼると油が採れます。地域によっては枝や葉を正月や節分行事の飾り物に用いたそうです。材は碁盤や将棋盤の素材として最高級で知られます。

かやぶき屋根のカヤは草で、ここで紹介している樹木のカヤとは別の植物です。

育て方は、日当たりを好みますが、日陰にも耐えます。苗木や若木は日陰の方が良く育ちます。どちらかというと暖地性針葉樹で、適地は本州から南です。病害虫はほとんどつきません。

用土は、適度に湿り気のある肥沃地を好みます。土質はあまり選びませんが、粘土質のやや重い土が適しています。乾燥地は避けます。植え付ける際、堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜておきます。

水やりは、降雨のみで問題ありません。日照りなどで、木が弱っているようなら、与えましょう。

施肥は、植え付ける際、堆肥や肥料を充分施しておけば、それ以降は改めて与える必要はありません。元気がないようでしたら、液肥や、緩効性化成肥料などを与えてみましょう。

花言葉は「努力」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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