櫟 橡 椚木 クヌギ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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櫟 橡 椚木 クヌギ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

櫟 橡 椚木 クヌギ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

櫟 橡 椚木

クヌギ

英語:Quercus acutissima クアキスアキュティシマ

Unicode:
[櫟_0x6ADF]
[橡_0x6A61]
[椚_0x691A][木_0x6728]

ブナ科コナラ属の落葉高木で、日本、朝鮮半島、中国に分布します。日本に生息しているものは、有史以前に植樹された可能性が考えられるようです。

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東北地方の岩手県・山形県以南の本州、四国、九州の各地に広く分布し、沖縄の一部でも植栽可能。
低山地や平地で照葉樹林に混成して生え、関東では、雑木林を構成する代表的な樹種としても知られます。

雑木林のほか、森林公園、植物公園などでもよく見かけます。並木、庭木として利用されることもあります。特に、雑木を演出する庭園に似合います。

伐採しても残った幹から芽吹いて再生するので、以前は薪や炭の材料として重宝され、薪炭用材として人為的に植えられ、この種が優先する雑木林が成立する場合があり、そのような人工林を里山と呼びました。

成長が早く植林から10年ほどで木材として利用できるようになり、材は硬く、建築材や器具材、家具材、車両、船舶に使われます。

その他、茶道用の炭、シイタケやナメコのほだ木、昆虫マット(材を細かく砕いたもので、昆虫の飼育や産卵に使用)などに利用されています。

カミキリムシやガの幼虫などが、幹や枝の内部を食害すると、発酵した樹液が染み出て、それを目当てに様々な昆虫が集まり、俗に「昆虫酒場」と言われたりします。人為的に木を傷つけても発酵した樹液は出ません。

実は、他のブナ科の樹木の実とともに、ドングリとよばれ親しまれており、これを好む齧歯類などが集まってきます。クヌギのどんぐりはアクが強いためそのまま食用にはなりません。

また、落葉樹のため、秋になると落葉し、堆積した葉は、良質な腐葉土となります。

樹液やどんぐりが小動物や昆虫を呼び、落ち葉が堆肥となるため、クヌギがたくさん生えている林は、生物相が豊かになります。

育て方は、日当たりと水はけの良い場所を好みます。耐寒性はありますが、植栽適地は北海道南部より南です。植え付けは落葉期に行いますが、厳冬期は避けます。どんぐりを播くと生えてきます。どんぐりは乾燥させると極端に発芽率が落ちるので、採ったらすぐに播きます。
生育が早く、毛虫が発生したり、落ち葉がものすごい量になるため、庭木として植える場合は注意が必要ですが、樹液やどんぐりを多様な生物が好むため、生物相が豊かになります。

用土は、特に土質を選ばずに育ちますが、排水の良い肥沃な土を好むため、腐葉土をたっぷり混ぜ込んでおき、山高にして植え付けます。

水やりは、成長したら特に必要ありません。降雨のみで問題ありません。苗や鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと与えます。

施肥は、寒肥以外はあまり必要ありません。2月に緩効性肥料を適量与えます。成長期に液肥などの肥料をあげすぎると、育ちすぎたり、病害虫に弱くなります。

花言葉は「穏やかさ」「蓄え」「母なる木」です。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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