淡竹　ハチク　角字で花と植物の名前、漢字表記

淡竹

ハチク

英語：Henon bamboo　へノンバンブー

Unicode：［淡_0x6DE1］［竹_0x7AF9］

中国原産の竹の一種で、黄河流域以南に広く分布し、日本ではモウソウチク、マダケに次いで各地でよく植栽されています。
北海道南部以南に分布し、耐寒性を有するために特に日本海側に多いです。川岸や山地では野生化しているものもありますが、雪には弱いため、暖地でのみ越冬できます。

別名アワダケ、呉竹（くれたけ）。

直径は3～10cm、高さは10～15m程（高いものは20m）で、若い桿には白い粉があり、各節から枝が2本出る特徴があります。

マダケに比べて強靭さは劣りますが、茶筅の割り竹には適しているとされています。また、花器にも利用されます。枝が細かく分枝するため竹箒としても利用されます。

ハチクの筍を収穫する際には、地面を掘る事はありません。他の竹の場合は地下茎が深く、タケノコが地面から顔を出してしまうとエグミが出るので、顔を出す前を探し出し掘って採ります。ハチクは地下茎が浅く、すぐに地面に出てきますので、手で折って収穫することができます。また、ハチクの筍にはアクが殆ど無く、そのまま炊き込みご飯やお吸い物にすると美味しいようです。

育て方は、適度に湿り気がある場所で育てます。半日陰でも育ちますが、日当たりの良いところを好みます。鉢植えの場合は、こまめに日に当てましょう。ほかの竹と同様に根が広がり、タケノコが生えてどんどん増えていきます。繁殖力はほかの竹ほどではありませんが、根の取り扱いに注意が必要です。
根が隣家に侵入してトラブルを起こしかねませんし、根が建築物の土台を痛めることもあります。この根止めの作業にあまり自信がないのなら、鉢植えにしておくのが無難です。

用土は、水はけと水もちのバランスの良い土を好みます。鉢植えの場合は、赤玉土8：腐葉土2を混ぜた土を用いると良いでしょう。

水やりは、夏の直射日光にあたると、葉がぱりぱりして枯れることもあるので、時々葉に直接水を散布してやるとよいでしょう。
地植えの場合は、植え付けから二年経てば根がついてくるので、夏場の晴天が続いたとき以外は水やりの必要はありません。
鉢植えの場合、水を欲する植物ですので、表土が乾いたらたっぷりと与えます。

施肥は、地植えの場合は、植え付けるときに、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおけば追加の肥料は必要ありません。
鉢植えの場合は、

花言葉は「節度」「節操のある」「忠誠」「忠義」「強さ」「不動」です。

 

角字とは？

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字（漢字）が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.