生姜 しょうが 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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生姜 しょうが 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

生姜

しょうが

英語: Ginger ジンジャー

Unicode: [生_0x751F][姜_0x59DC]

ショウガ科ショウガ属の多年草。根茎部分は香辛料として食材に、また生薬として利用されるため、世界各地で栽培されています。

熱帯アジアが原産という説が有力ですが、野生のショウガが発見されたことがないため、原産地は厳密には不確定となっています。

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インドでは紀元前300~500年前にはすでに保存食や医薬品として使われ、中国でも紀元前650年には食用として利用されていたとされています。ヨーロッパには紀元1世紀ごろには伝わっていたとさています。

日本には2~3世紀ごろに中国より伝わり、奈良時代には栽培が始まっていたようです。

英名は Common ginger(コモン・ジンジャー)で、中国植物名は、「姜」(きょう)、あるいは「薑」といいます。

多年生の草本で、暖地や温室で栽培されています。

地下に横たわる根茎は多肉で、淡黄色をしており、辛味と独特な香りがあります。

地上には葉だけが出て、葉はまっすぐに立った茎から両側に楕円形の葉を互生したように見えますが、これは偽茎で、各々の葉の葉鞘が折り重なるように巻いたものです。

花期は夏から秋にかけてで、暖かい地方では、花は根茎から別の茎として高さ20cm前後の花茎を伸ばして、その先に鱗片の重なった苞葉がつき、花はその苞葉の間から抜け出て開き、黄色く、唇弁は赤紫に黄色の斑点を持ちます。
ただし、熱帯原産であるショウガは日本では気温が足りず、花が開花することはごく稀で、根茎による栄養繁殖が主で、このため、品種改良が難しく、品種の分化は少ないです。

食べ方

主に茎の基部が肥大してできる塊茎が香辛料として使われ、インドや欧米でも広く使われています。

日本では、収穫された時期や出荷されている状態に合わせて、根ショウガ、葉ショウガ、新ショウガ、棒ショウガというように区別しています。

すりおろすか、すりおろしたものを醤油と合わせて生姜醤油とするか、千切り(針生姜)にして吸い口に使ったり、魚や肉の下味をつける際に絞り汁を加えたり、調理で一緒に煮たり、蒸したりすることも。

酢、塩、砂糖で調味した生姜の甘酢漬けや、梅酢で漬けた紅生姜があります。
薄くスライスした甘酢漬けは寿司と共に出され、ガリと呼ばれます。
紅生姜は、細かく刻んで焼きそば、たこ焼きなどに加えたり、ちらし寿司、牛丼などに添えられます。

ショウガの芽を湯通しして甘酢に漬けたものを、はじかみ、あるいははじかみ生姜といい、焼き魚の付け合わせに使われます。

根茎に砂糖を加えて煮てから、さらに砂糖をまぶした砂糖漬けも作られます。生姜飴、生姜糖、葛湯、冷やし飴(飴湯)、ジンジャーエール、生姜茶(センガンチャ)などの材料として、甘い味と合わせて用いる事も多いです。

欧米や中東諸国では乾燥させたドライジンジャーを利用することが多く、ジンジャークッキー、ジンジャーブレッドなどの焼き菓子にも用いられます。

栄養成分として、カリウム、亜鉛、銅、マグネシウム、食物繊維を含んでいる他、200種以上におよぶ香り成分が含まれているといわれています。

多くの機能性をもつといわれる香り成分や辛味成分は、根茎の皮の近くに多く含まれており、これらが料理に使う肉や魚の臭みと結合して、臭い消しの働きをします。

また、辛味と香り成分は、防腐剤、強壮剤、利尿剤の効果があるとされ、熱を冷まし、食欲を促し、消化を高め、風邪、咳、車酔い、リウマチの痛みにも効くと考えられています。

また、体温を上げて基礎代謝を高めるとして、ダイエットや健康のために多く利用されます。

育て方

「種生姜」を植えつけて育てることが基本です。4月頃から園芸コーナーなどで販売されます。

連作を嫌います。一度生姜を植えた場所は、4~5年は間隔を開けましょう。

温暖な気候を好み、低温の環境では腐ってしまうことがあります。

日当たり・置き場所

日光は必要なものの、強い日差しは苦手です。半日陰程度の場所を選んで植えましょう。

用土

乾燥に弱いため、保湿性のある用土を好みます。地植えする場合、植えつけ2週間前までに苦土石灰や堆肥などを加えて耕しておきましょう。元肥として緩効性肥料も施します。

プランター栽培の場合は市販されている野菜用培養土を使うと便利です。

水やり

水をたくさん必要とします。地植えする場合は、1週間ほど雨が降らない日が続いていたら水をあげましょう。

プランター栽培の場合は、表土が乾いていたら水を与えてあげましょう。

夏の水切れには注意してください。

施肥

肥料を切らさないように定期的に追肥することが大切です。6月頃には1回目の追肥を行いましょう。ついでに土寄せや中耕も済ませておきます。2回目の追肥は7月下旬頃で、遅くとも8月までには施肥しましょう。

緩効性有機肥料などを与えると、よく育ちます。

 

花言葉

「豊かな心」「慕われる愛」など。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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