竜髭菜 アスパラガス 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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竜髭菜 アスパラガス 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

竜髭菜

アスパラガス

英語: Asparagus アスパラガス

Unicode: [竜_0x7ADC][髭_0x9AED][菜_0x83DC]

キジカクシ科クサスギカズラ属に属する多年生草本の単子葉植物。野菜として食用にされます。和名はオランダキジカクシ。

原産地はヨーロッパ地中海沿岸、南ヨーロッパからウクライナ・ロシア南部、イギリスを含むヨーロッパの原産ともいわれます。

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自生地では、古くから野生アスパラガスを採取して食用にしていたと考えられ、ローマ時代の紀元前2000年ごろには栽培されていた記録があります。

日本に渡来したのは江戸時代で、このときに名付けられた和名はオランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠、和蘭雉隠)といい、オランダ船で渡来してきたことと、日本に自生するキジカクシ科の多年草キジカクシに似ていることに由来します。

多年草で、雌雄異株。草丈は約1.5mになり、若い茎(シュート)が食用にされます。茎の先に茂る細長い葉のようなものは茎が変形したもので、光合成を行うことから擬葉とよばれます。本来の葉は袴(はかま)とよばれ鱗片状に退化しています。

5~7月頃に黄白色の小さな花を咲かせます。

雄株のほうが勢いが強く収穫量も多いですが、1年生株の促成栽培では雌株の方が茎径が太く、成育が旺盛です。

栽培方法の違いにより、日光に当てたグリーンアスパラガスと、日光を遮断して軟白にしたホワイトアスパラガスがあります。

主要産地は北海道、佐賀県、長野県で、このほか日本各地で露地栽培またはハウス栽培されています。

食べ方

野菜としての旬は、春から初夏にかけて。調理法として茹でる、炒める、焼くの方法があります。

サラダやお浸しで食べる他、網焼き、フライ、ベーコン巻、卵とじなどで食べられます。

サラダやお浸しで使うときは塩ゆでにし、天ぷらなどでは生のまま使います。

洋風料理のイメージが強いですが、ごま和えやからし和え、酢味噌和えなどの和え物、天ぷら、田楽などの和風料理にも広く使われます。

ビタミンA・B1・B2・C・Eや葉酸などを含みますが、これらの栄養素はグリーンアスパラガスの方が多く、代表的な緑黄色野菜の一つです。新陳代謝を促進するアスパラギン酸はこの植物から発見されたものです。

育て方

生育には冷涼な気候が適します。萌芽には冬季に休眠し、十分な低温にあう必要があります。

根株を植えて育てます。植え付けに適した時期は春なら4~5月、秋なら9~10月です。

栽培には手間がかかり、仮植えして1年ほど養生してから畑に定植してさらに1年養生し、収穫するまでに3年ほどかかります。

3年目以降から10~15年ほど毎年収穫できますが、古い株になると収量が落ちてくるので改植が必要になります。ただし、連作障害が起きるので、同じ場所に改植するのは避けましょう。

株がかなり大きくなるため、苗を植え付ける場所は株を動かさなくても良い場所を選び、支柱を立てて株が倒れないように支えます。

冬に入り、茎葉が黄化したら刈り取って排除します。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。半日陰の場所でも育てやすいです。

用土

深根性なので、水はけがよく、耕土の深い方がよく、土質は砂質を好みます。

アルカリ性の土を好むので、苦土石灰を多めに入れて、堆肥(1平方メートル当たり3kg)と化成肥料(1平方メートル当たり150g)を施してよく耕します。

プランターの場合は、深さが20cm以上ある深めのプランターを用意します。ネットに底石となる軽石を入れ、市販の野菜用培養土に植え付けます。元肥は緩効性有機肥料や化成肥料を適量入れ、天然牡蠣殻を入れておきます。

土を自作する場合は、赤玉土小粒7:腐葉土2:バーミキュライトを1の割合で混ぜ込んだ土を用意し、植えつけより2週間以上前までに苦土石灰と化成肥料を混ぜておきます。

水やり

植え付けの際にたっぷりと与えます。その後は降雨任せで問題ありません、日照りなどでしおれたら、たっぷり与えます。

プランターの場合は、表土が乾いたら、底から水が出るまでたっぷりと与えます。

施肥

「肥料食い」と言われるほど肥料を好む植物なので、追肥を1か月に1度の頻度で行って、肥料切れしないようにしましょう。1株あたり一握りの堆肥か化成肥料を適量与えます。生育が旺盛な時期は肥料をたっぷり上げるとよく育ちます。

プランターの場合は、2週間に1度は化成肥料をプランターのふちに沿ってまくか、水やりの時に液体肥料をあげましょう。

花言葉

「何も変わらない」「普遍」「私が勝つ」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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