羊蹄 ギシギシ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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羊蹄 ギシギシ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

羊蹄

ギシギシ

英語:Japanese dock ジャパニーズドック

Unicode:[羊_0x7F8A][蹄_0x8E44]

タデ科の多年草で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の市街地周辺から山地に分布し、やや湿った道ばたや野原、山野、土手、公園、湿った水辺、湿地、田のあぜなどに群生します。低地から海抜1000mくらいの高所にかけて、群生することが多です。その他、朝鮮半島、中国、千島列島、樺太などに分布します。

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別名、シノネ、ウシグサ。生薬名および中国植物名は、羊蹄(ヨウテイ)。

名前の由来は、茎をこするとギシギシという音がすることから、実がギシギシぎっしり詰まっていることからなど諸説あります。

茎は直立し高さは60~100cm。葉は下部にむらがり、長柄があり、ハートを補足したような長楕円形で鈍頭、基部は少し心形か円いかくさび形、長さ10~25cm、縁は波状、無毛または下面に小さいかたい毛が脈に沿ってはえます。

5~8月頃、茎の先に花穂を伸ばし、上部で分枝し多数の円錐花序を出し、薄緑色で目立たない小さい花を鈴なりにつけます。花は花弁をもたず、6片の萼(花被片)からなり、それらが2列に並びます。

花が終わると内側の3つの萼が発達し翼片状になって、中央部が次第にこぶ状に膨らんで、3つの稜のある痩果を包み、たくさん付けます。実は熟すと、緑色から褐色へと変化します。

10月ごろに根を掘り上げて水洗いし、厚さ5cmに刻んで天日干しにしたものが羊蹄根(ようていこん)、もしくは羊蹄と称される生薬になり、便秘の緩下薬としての効果があるとされています。

春先に、鞘に包まれた若芽を山菜として食用にされます。透明なぬめりがあり、独特の食感からも方言で「オカジュンサイ」と称されています。袋状のさやを取り除いて軽くゆでて水にさらし、お浸しや和え物、汁の実などに調理されます。多少のクセがあるため、塩漬けやぬかみそ漬けにすることもあります。

育て方は、道ばたや草地、田畑のあぜに自生している植物です。日当たりが良ければ、土質も特に気にしません。耐寒性、耐暑性も強く、種を入手して蒔けば、問題なく育ちます。

ただし、草丈が高く、生命力が強く、根が太く、作物の生育の邪魔になるだけでなく、とてもしぶとく、根が残っているとまたすぐ生えてきて、一度植えると駆除が困難ですので、庭や畑に植えるのはお勧めしません。

どうしても育ててみたいという場合は、プランター栽培をお勧めします。ほかの鉢植えなどに種が飛ばないように注意してください。

用土は、市販の草花用培土や野菜の土などで問題ありません。園芸残土でも元気に生育します。

水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。

施肥は、特に必要ありません。与えたい場合は、1ヶ月に1度程度、液肥や緩効性肥料を与えます。与えすぎると旺盛に生育して、巨大化しますので注意してください。

花言葉は「親愛の情」「忍耐」「情愛」「隠れ話」「抜け目のなさ」「朗らか」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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