荒肌胡桃 ヒッコリー 角字で花と植物の名前、漢字表記

荒肌胡桃
ヒッコリー
英語:Hickory (tree) ヒッコリー
Unicode:[荒_0x8352][肌_0x808C][胡_0x80E1][桃_0x6843]
クルミ科ペカン属の落葉高木またはその材のこと。北米東部原産。アメリカ合衆国テキサス州の州木です。
日本でも各地に植えられ,東北地方以北ではよく生育します。
樹高が20~30m、胸高直径が0.8mほどの大きさに成長します。葉は毛があり、奇数羽状複葉で、小葉は5~7枚、頂小葉は大きく、雌雄同株。開花は5月で、果実は長楕円形で大きいです。
辺材は淡い灰色、心材は淡黄白色~ピンク色を帯びた褐色。白い部分はホワイトヒッコリー、赤みを帯びた部分はレッドヒッコリーと呼ばれています。
材は緻密で、強く弾性があり、建築、家具、工芸材、彫刻の材料として優れています。日本のアカガシと同じく、その硬さを活かして、道具の柄の材料として利用されることが多いです。ラクロスのラケット、野球のバットなどのスポーツ用品やスキー用材、ドラムのスティックの材料としても使用されています。また、フローリングなどの内装材としても用いられます。
種子は、お菓子などで使用されるピーカン(ペカン、ペミカンとも)です。脂肪分が豊富で、別名「バターの木」とも呼ばれるほど。クルミに似ていますが、渋みや苦みが少なく、まろやかな味わいが特徴です。生、または軽く煎って酒のおつまみにしたり、サラダに加えたり、炒め物に加えたりもします。
育て方は、日当たりの良い場所を好みます。直射日光でも問題ありません。明るい日陰でも育ちます。樹高は18~24m、広がりは12mにもなり、木の実が落ちる場合もあるので、植える場所には注意します。成長は遅く、実がなるまでに10年から15年かかります。
実を採集したい場合は、1本でも結実しますが、授粉樹を混植すると実付が良くなります。
用土は、ほとんどの土壌タイプに適応しますが、水はけの良い土を好みます。植え付ける際には、腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜておきます。
水やりは、植え付け後は、土を軽く湿らせておくのに十分な頻度で木に水をまきます。1m程度の高さになれば降雨のみでも大丈夫ですが、夏場の乾燥した場合などには水を与えます。
施肥は、早春または秋に緩効性有機肥料などを与えます。
花言葉は「私を信じて」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.