藜 あかざ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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藜 あかざ 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

あかざ

英語: Squirrel スクィリル

Unicode: [藜_0x85DC]

ヒユ科アカザ属の一年草。畑の縁や空地などに多く生息しています。古くから食用、民間薬として利用されており、新芽の赤いのがアカザで、白いのがシロザと呼ばれます。

南アジアから北アフリカ、北アメリカにかけて世界中に広く分布し、比較的乾いた荒れ地等によく見られます。

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北海道から沖縄まで全国各地に分布し、日当たりのよい河原や野原、畑地、荒れ地、道端に群生します。

日本では、古い時代に食用として栽培されたものが野生化したといわれています。江戸時代には野菜として栽培も行われていました。「藜の羹(アカザのあつもの)」は粗末な食事の形容に使われています。

丈夫で繁殖力が強く、生長が早く、特に窒素分の多い土地でよく育ちます。草丈は2m程に成長します。茎は、直立して縦にすじがあり、秋には木質化します。葉は長い葉柄がついて互生し、菱状卵型から三角形で、葉の中心にある若葉は赤紫色、葉全体が白い粉をつけたように見え、名前の由来となっています。

食べ方

葉は茹でて食べることができ、ホウレンソウによく似た味がします。シュウ酸を多く含むため生食は避けましょう。茶として飲まれることもあります。

種子も食用にでき、同属のキノアは穀物にもされています。

若芽、若葉、花、未熟な種子は食用にでき、シロザもアカザ同様に食用になります。春の若芽・秋まで出る若葉のやわらかい部分を摘み取り、秋の未熟な種子は手でしごいて採取します。天日干しにすることで保存も可能です。干したものは水につけて戻し、よく粉を落としてから煮びたし、炒めのも、汁の実などにします。

若い葉の裏側についている白銀色の粉を、水を替えながら洗い落としたあと、軽く茹でて水にさらし、おひたし、ごま和えのなどの和え物、炒め物、煮びたし、卵とじなどにします。また、天ぷらや汁の実にも利用できます。

黒く熟した実や未熟な種子はさっと茹でて、三杯酢、おろし和え、佃煮などにするとプリプリした歯ごたえの珍味になります。

栄養価は、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCを多く含みます。

人によっては食後に日光を浴びると「アカザ日光アレルギー性皮膚炎」(紅潮・水腫・皮下出血)を発症する場合があるため、一度に多量に食べたり、常食しないように注意しましょう。

育て方

野草ですので流通がありません。もし育てたい場合は、自分で採取するか、野草の種や苗を売っているネットショップがあるので、探してみましょう。
4月~5月に植えます。
背が高いので、強風に弱いです。基本的に支柱が必要です。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。

用土

肥沃で水はけの良いアルカリ性の土を好みます。腐葉土や堆肥をたっぷりと漉き込み、苦土石灰や牡蠣殻などで中和してから植え付けをします。
鉢植えの場合は、市販の花か野菜の培土でも、問題ありません。

水やり

基本は雨水で育ちますが、乾燥が続く場合は、水をたっぷりとあたえましょう。
鉢植えの場合は、表土が乾燥したら、たっぷりと与えましょう。

施肥

元肥の他は特に必要ありません。元気がないときは、薄めの液肥などを適量与えます。

花言葉

「恥じらい」など。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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