西葫芦 ズッキーニ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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西葫芦 ズッキーニ 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

西葫芦

ズッキーニ

英語: Zucchini ズッキーニ

Unicode: [西_0x897F][葫_0x846B][芦_0x82A6]

ウリ科カボチャ属の一年生の果菜またはその果実のこと。外見はキュウリに似ていますが、カボチャ(ペポカボチャ)の仲間です。
原産地は北アメリカ南部のテキサス州からメキシコといわれています。

ヨーロッパには16世紀ごろにアメリカから持ち込まれ、特に南フランスからイタリアにかけて普及し、その後逆輸入の形でアメリカにも広まりました。細長い形状の果実は19世紀後半のイタリアで、選抜して改良されたもの。

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日本ではズッキーニで呼ばれることが多いですが、和名はウリカボチャで、カボチャの仲間でありながら蔓が長く伸びないため「蔓なしカボチャ(蔓無南瓜)」の異名もあります。

つる性の一年草。つるは短く、あまり分枝せず親づるだけが伸長し、親づるの上に果実がつきます。親づるの長さは1.5~2mになり、一株あたりで収穫できる果実は10~30本程度。

葉は大きく、葉身は深い切れ込みと表面に斑が入り、葉柄が長く、茎や葉には棘があり、株全体が横へはう性質を持ちます。

6~8月頃、花茎を伸ばして黄色い花を咲かせます。雌雄異花のため、受粉には昆虫や人の花粉媒介を必要とします。

未成熟の果実および花は食用となり、旬は夏(6~8月)。果実は開花後3 – 5日の長さ20cmほどの未熟果を収穫します。果実の姿はキュウリ、食感はナスに似ており、果実の表面は滑らかで光沢があり、緑色もしくは黄色で、筋状の斑が見られる場合もあります。

食べ方

旬は夏(6~8月)とされ、果実と花が食材として用いられます。地中海沿岸地方でよく使われます。

果肉はナスに似た肉質で、ほのかに苦味があり、未熟なうちに収穫するため水分が多く、糖質が少ないのが特徴で、完熟果を食用とする一般のカボチャよりも低カロリーです。

淡泊でクセのない食味で油との相性がよいことから、主に炒め物や揚げ物、他の野菜と合わせた煮込み料理に使われます。

フランス料理やイタリア料理の食材として知られ、南仏の野菜の煮込み料理「ラタトゥイユ」には欠かせない食材です。

油との相性がよく、料理法は輪切りにして肉類との油炒め、ソテー、天ぷら、煮物、スープにすると美味です。

開花後2日ほどで花ごと収穫したものは「花ズッキーニ」と呼ばれ、花心を取ったものを食用とします。花は生でも食べられますが、蒸し煮やオーブンで焼いたり、炒めたりして調理されることもあります。

栄養成分はビタミン類、カロテンが豊富で、カロリーが低くヘルシーな野菜です。

育て方

栽培時期は4~7月で、種まきは4月ごろに行い、晩春に苗を植え付け、初夏から夏の間に収穫します。

栽培適温は18~25度、発芽適温は25度前後。

生長が早く、植え付けから1か月ほどで次々と収穫でき、連作も可能であるため育てやすい作物です。

種まきは、鉢に点まきで1か所に4粒ほどまくか、平床に条まきして播種後7日ぐらいで鉢上げして、本葉3枚になるまで1か所1本になるように間引きして育てます。

ツルは伸びませんが大型の葉が広がるので、栽培には広い面積が必要です。

株元は敷き藁やマルチングを行って養生します。

雌雄異花のためミツバチや人工による交配が必要で、交配作業は朝9時ごろまで終了させます。

日当たり・置き場所

暖かく日当たりの良い場所を好みます。

用土

土壌は肥沃な土を好みます。

定植または直まきの2週間以上前までに苦土石灰を散布して深く耕します。1週間前に、直径30~40cm、深さ30cmほどの穴を掘り、底に堆肥を入れ、掘り上げた土に化成肥料、過リン酸石灰をかき混ぜて穴に埋め戻し、周りの土を集めて高さ10cmほどの定植床または直まき床を作ります。

水やり

乾燥と過湿を嫌います。
水やりは、土が乾いてから行います。収穫時期には水をたくさん必要とするため、水切れしないように気をつけましょう。真夏は乾燥しやすいため、1日に2回~3回の水やりが必要になることがあります。

施肥

苦土石灰は1平方メートル当たり2握り(約100g)、1穴当たり堆肥は約1kg、化成肥料(N:P:K=8:8:8)は1握り(約50g)、過リン酸石灰は軽く1握り(約20g)とします。

追肥は1回、化成肥料を1株当たり軽く1握り(約30g)とします。

次々と実がなるので、肥料切れにならないよう定期的に追肥して草勢を維持するよう管理します。

ただし、生育初期に肥料の与えすぎに注意してください。葉ばかり茂って実がつかない「つるぼけ」になります。

花言葉

「ほのかな恋」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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