食用菊 しょくようぎく 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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食用菊 しょくようぎく 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

食用菊

しょくようぎく

英語: Edible chrysanthemum エディブルクリサンセマム

Unicode: [食_0x98DF][用_0x7528][菊_0x83CA]

菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指します。標準和名をショクヨウギクといい、食菊、料理菊とも呼ばれています。

料理のつまに使われるつま菊などの小輪種、花びらのみを食用とする大輪種に大別され、生態、形態上で観賞用のキクとの明確な相違はなく、苦味が少なく、味や香りが良いものを選抜改良したのが食用として栽培されています。

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山形県内各地、青森県八戸市など東北地方、新潟県の中越から下越などで栽培されています。

山形県は食用菊の生産量で全国1位を誇る主産地で、その食用菊の数ある品種の中でも、独特の風味と味の良さ、美しさから、「食用菊の王様」と呼ばれている代表的な品種が、淡い紫色の菊「もってのほか」です。正式には「延命楽(えんめいらく)」という名の品種です。

「もってのほか」というユニークな名前は、「皇室の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」や、「もってのほか(思っていたよりもずっと)おいしい」といったことが由来だとされています。

菊はキク科キク属の植物。秋に咲く花ですが、短日性植物で、電照などを用いた作型の分化により、周年供給されています。

カントウタンポポなどの日本在来の野菊と異なり、元々は外来種で、薬草や観賞用植物として中国から伝来したとされています。平安時代に用いられ始めて、宮中では菊の節句とも呼ばれる重陽の節句(旧暦9月9日)が明治時代まで行われ、現在でも皇室園遊会(観菊御宴)として行われています。

食べ方

花を食用にするもので、刺身のつまとして見かけることも多いです。しゃきしゃきとした歯ざわりと独特の甘みが特徴です。

サッと茹でた花びらを、和え物、おひたし、胡桃合え、酢の物にしたり、そのまま、天ぷらや吸い物などに用いられたりします。

「神農本草経」では、「久服すれば血気を利し、身を軽くし、老に耐え、年を延す。一名節華」とあります。風邪の時などの、解熱や鎮痛の作用があるとされています。

育て方

栽培期間は植え付けから100日前後で、地植え・プランターのどちらでも栽培することができます。
定植の時期としては、4~6月となり、20度以上が成育適温になります。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。
真夏の時期は、鉢を直接日光が当たらない半日陰の場所で育てましょう。

用土

水はけの良い土を好みます。
酸性度は pH6.0~6.5程度が最適です。

植え付けの2週間前に苦土石灰150g/㎡をまいて土の酸度を調整し、よく耕しておきます。
植え付けの1週間前に堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡を施して深く耕して土を良くします。
この時、腐葉土を土に混ぜ込んでおくと、水はけの良い菊栽培に適した土になります。

鉢植えの場合は、市販の元肥・pH調整済みの菊用培養土を使用すると楽に栽培ができます。
水はけを良くする為に、鉢植えの底に軽石を敷き詰めます。

水やり

蕾がつき始めたり、開花の時期は水を切らさないように注意します。落花の原因となります。
ただし、あまり水やりをしすぎて常に土が湿った状態が続くと、根腐れの原因となりますので注意が必要です。
土が乾いたら適度に水やりを行うようにします。

施肥

植え付けから1ヶ月経過したら、株元に化成肥料30g/㎡(軽くひと掴み程度)、もしくは液肥を施して株元に土寄せします。

花言葉

「高貴」「高潔」「高尚」など。
赤いキク「あなたを愛してます」、黄色いキク「破れた恋」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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