香菜 コリアンダー 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
香菜 コリアンダー 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

香菜

コリアンダー

英語: Coriander コリアンダー

Unicode: [香_0x9999][菜_0x83DC]

セリ科コエンドロ属の一年草で、原産地は南ヨーロッパ、地中海東部沿岸から小アジアです。日本には10世紀ごろに渡来したとされています。

クセのある香りと風味があり、古くからタイや中国など世界各地で広く食用(野菜および香辛料)とされています。

スポンサーリンク

タイ語由来のパクチー、中国語由来のシャンツァイ(香菜)などとも呼ばれます。

世界各地で栽培されており、主産地はロシアからヨーロッパ・イスラエルにかけてのユーラシア一帯、中国、インド、インドネシアやマレーシアなどの東南アジア、中南米のグアテマラ・アルゼンチン・メキシコ、北米のアメリカ合衆国およびカナダなどが産地となっています。

一年性草本で、高さ30~60cmほどに伸び、左右には20~30cmほど広がります。茎の断面は円形で、縦に筋があります。

小葉は卵形で切り欠きがあり、根元に近い葉は幅広く浅い切れ込みがあり、頂上部の葉は隙間の広い羽状で細かい切れ込みが入って糸状に細くなります。

葉や茎に鼻を刺激する独特の芳香があります。

花期は夏(7~8月)頃で、白から淡紅色の小花を散状に咲かせます。

花後は熟れて緑色になり、秋に球形の茶色い果実を実らせます。果実は直径3~4mmの球形で、表面に粗い筋があり、熟した果実には柑橘類とセージを合わせたような独特の香りがあります。

食べ方

料理にも薬にも用いられている重要なハーブとして知られ、中華料理、タイ料理、インド料理、ベトナム料理、メキシコ料理、ポルトガル料理などに広く用いられます。

葉は主に薬味として利用され、茎立ち前の若い苗の芳香は欧米人や中国人に好まれ、台湾、東南アジア、インドなどの地域では常食されています。

葉・茎・根はタイやベトナム料理には欠かせないハーブで、消化促進効果があるといわれています。

栄養価の点では、生の葉はビタミンCを比較的豊富に含み、β-カロテンやビタミンB1、B2、E、K、食物繊維や、カルシウム、カリウムといった栄養素が豊富です。

果実を乾燥させたものは主にスパイスとして利用され、そのままか、砕いて使われます。柑橘類、オレンジ、アニスのような、あるいはレモンとセージを合わせたような香りと表現されます。

肉・卵・豆料理などに広く利用され、カレーはもとより、チャツネ、ラタトゥユ、サルサソース、ピクルス、ソーセージに用いられ、アップルパイ、シフォンケーキなどお菓子の風味づけにも使われます。

果実の水蒸気蒸留によって得られる精油は、レモン油に似た柑橘系の香りがあり、香料として広く使われています。

育て方

水はけが悪く常に湿度が高い環境を嫌う性質があります。

直根性で移植を嫌うため、ふつう春に種を直播きにします。暖地では秋まきも可能ですが、夜間の気温が7度以下に下がらない条件下で育てましょう。

発芽適温は17~20℃程度です。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。多少の日陰でも育ちます。

用土

水はけの良い土壌を好みます。

酸性土壌を嫌います。pHの目安は6.0~6.5なので、石灰などで適切に調整しましょう。

種蒔き3週間前までに腐葉土や堆肥を入れて水はけを良くしておきます、石灰でphを調整して、元肥を入れて土作りを済ませておきます。

プランターでは、野菜用培養土を使用すると便利です。

水やり

湿度が高い環境を嫌いますが、反面、水は好む性質のため、表土が乾いたらたくさん水を与えるようにします。水切れしてしおれると、その後の生育は悪くなるので気をつけましょう。

施肥

葉を収穫する野菜なので、生育初期から窒素を切らさないようにします。三元素のバランスのとれた有機配合肥料などを元肥として与えます。

本葉5~6枚の頃、株元に追肥を施します。元肥と同じもので良いでしょう。

花言葉

「隠れた才能」「隠れた長所」「隠れた価値」「隠れた美点」「辛辣」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク