鬣犬　ハイエナ　角字で哺乳類の名前、漢字表記

鬣犬

ハイエナ

英語：Hyena　ハイエナ

Unicode：［鬣_0x9B23］［犬_0x72AC］

食肉目ハイエナ科の哺乳類の総称。

コンゴ盆地およびサハラ砂漠を除くアフリカ、インド、中東、ネパール南部に分布します。

主にサバンナ、低木林に生息し、林縁の砂漠・半乾燥地帯にも生息します。

夜行性で、日中は穴や岩の隙間などで休んでいます。

長い鼻面と長い足を持ち、イヌに似た姿をしていますが、ジャコウネコ科の近縁です。

獲物を走って狩る行動によって収斂進化した結果、イヌ科に近い体型を持つようになったとされています。

ブチハイエナは、マダラハイエナとも呼ばれ、灰色の身体に黒い斑点が特徴。
シマハイエナは、背に先端の黒い鬣を持ち、その名の通り、胴と四肢に多くの黒い縞を持ちます。
カッショクハイエナは、その名の通り、褐色の体毛です。
アードウルフは、灰色や黄灰色、黄褐色や黄白色、赤褐色で、胴体には黒い横縞が入ります。

肉食で、現生の4種のうち、昆虫食のアードウルフを除く3種は、強力な頭骨と顎、食性に対応した消化器系を持ち、他の肉食動物が食べ残す骨を噛み砕き、有機成分を消化吸収できます。角、骨、蹄など消化できないものは、フクロウのように、ペリットとして吐き戻します。

中型のカッショクハイエナやシマハイエナは、腐肉を漁ることの方が多いため、ハイエナの印象「サバンナの掃除人」のもととなっています。

ブチハイエナは、時速65kmを超える俊足と、並外れたスタミナとを併せ持つ優秀なハンターで、腐肉も食べますが、半分以上は自分たちで捕えた獲物であり、ライオンに横取りされる場合もあります

セレンゲティ国立公園のブチハイエナは、10～15頭の群れでヌーやシマウマを狩ることが明らかにされています。

ブチハイエナは、他の動物が掘った巣穴に住み、巣穴の回りには動物の骨などが散乱しています。
巣穴にある骨は非常食で、食料が無い時にはこれらの骨で飢えを凌ぎます。

アードウルフは、華奢な頭骨と細い櫛状の歯を持ち、シロアリを主食としています。

ブチハイエナとカッショクハイエナの群れのリーダーはメスで、リーダーの長女が群れのリーダーを継ぐことが多いです。オスは群れの中で順位が低いです。

嗅覚が優れていて、腐肉や弱った動物、生まれたばかりの幼獣などの餌を遠くから探すことができます。

 

角字とは？

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字（漢字）が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.