鬱金 うこん 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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鬱金 うこん 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

鬱金

うこん

英語: Indian saffron インディアンサフラン

Unicode: [鬱_0x9B31][金_0x91D1]

ショウガ科ウコン属の多年草。インドが原産で、紀元前からインドで栽培されています。

「鬱金」の意味は「鮮やかな黄色」。呉音「ウッコン」が転訛しウコンとなったとされています。

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草丈は40~50cmから、100cm以上に成長します。葉は数個2列に互生し、長い柄が立ち、葉身は大きく、長さ50~100cmの線形から長楕円形。

花期は8~11月で、花序は夏から秋にかけて、葉の間から高さ20~30cmほどになる大型の穂状花序を出し、花穂は多数の淡緑色の苞葉が積み重なった姿をしており、上方のものは先端が白色で、淡紫紅色を帯びて目立つがこれは花ではなく、下部の苞葉の間から淡黄色の花を咲かせます。

根茎は多肉で太く、輪節があり、中は鮮やかな黄色で、ショウガのような外見をしており、これを食用にします。

カレーのスパイスの一つ、「ターメリック」になることで有名。根茎を薄切りにして天日干ししてから、粉末に加工して利用したり、湯で煮出して飲みます。生のウコンは、すりおろして少量の白湯に溶いて飲んだり、ウコン根茎を焼酎に漬けて薬酒も造られます。

生産地はインド、中国、台湾、日本、その他南アジア、東南アジアなどで、インドがウコンの生産量・輸出量ともに世界一。ウコンの品種は現在、約50種類ほどあり、インドだけで30種類を越える新しい品種が育てられています。

日本には18世紀(享保年間)に渡来し、南九州、沖縄、小笠原など温暖な地方で栽培されています。

食べ方

食材としての旬は秋(11月ごろ)とされています。

日本では、カレー粉に用いられるほか、クルクミンの肝機能への影響を期待して二日酔い対策ドリンクの原料にも用いられています。

インド料理に使われ、黄色い染料の原料としても広く用いられてきました。今日でもカレーのスパイスの一つ、「ターメリック」として用いられています。

スパイス、染料、切り傷の外用薬、化粧用のパウダーとして利用されている他、炊飯に使うことも多く、インドではターメリックライスと呼び、魔除けになると言い伝えられており、ヒンズー教の儀式に用いられます。

クルクミンと呼ばれている黄色い色素を主成分とし、ミネラルや食物繊維を豊富に含んでいます。 肝臓の機能を強化し、胆汁の分泌を促します。 また食欲を増進させる効果や血流改善の効果なども持ち合わせています。

育て方

種ウコンを植えて育てるか、苗を植えます。
種ウコンはしっかりと土をかぶせて水をたっぷり与えます。
苗の場合は、水をあげすぎると弱るので、適量与えます。

栽培時期は春~秋にかけてです。芽出しは3月中旬~4月に行います。地上の葉が枯れたら霜が降りてくる前に収穫します。

根が地上に露出すると太陽光で根を傷めてしまい、生育不良の原因になってしまいます。タイミングよく株元に土を寄せておきましょう。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。
高温を好みますが、乾燥には弱い一面があります。夏場は敷き藁などでマルチングをして乾燥に注意しながら栽培しましょう。

用土

有機質が多い水はけの良い土壌を好みます。

苦土石灰100g/1㎡をまいて全体に混ざるように丁寧に耕しておきます。種まき(苗の植え付け)の1週間前になったら、堆肥を1㎏/㎡)と化成肥料を100g/㎡畑の全面にまいて良く耕しておきましょう。

プランター栽培の場合は、赤玉土6:バーミキュライト2.5:砂1.5を混ぜたものを使いましょう。市販の培養土を利用することも可能です。そこに石灰を用土10Lあたり10gと化成肥料を用土10Lあたり20gを入れてよく耕しておきます。

プランターや植木鉢の底には、水はけを良くするために赤玉土や鉢底石などを数センチほど敷き詰めておきます。

水やり

約1週間程度はこまめに水やりをしますが、その後は用土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう。

極度の乾燥を嫌います。用土の表面が乾いたときが水やりのタイミングです。

プランター栽培では1回の水やりで鉢底から染み出るくらいたっぷりと与えます。

苗に直接水をかけると病害の要因になります。株元に与えましょう。

幼苗時の水の与えすぎは株を軟弱にします。適量を心掛けましょう。

施肥

苗を植え付けてから2週間後から、直まきした場合は発芽して1ヶ月経った頃が追肥のタイミングです。

生育初期から夏頃まではチッソ分の割合が多めの肥料を与えて株を大きく育てます。開花が始まったら根を大きくするリン酸とカリの割合が多めの肥料に切り替えます。1㎡あたり20~30gを与えましょう。

ウコンは根を広げて成長します。畝の間に肥料をまいて用土をほぐして畝の肩を中心に寄せておきます。

春から夏にかけて葉が黄色くなったときや、新葉が出なくなったときは肥料不足です。

プランターの場合1株あたり5~10gを与えましょう。薄めた液肥を1週間に1度のタイミングで水やりを兼ねて与えても良いです。

花言葉

「乙女の香り」「あなたの姿に酔いしれる」「忍耐」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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