鯏 アサリ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字

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鯏 アサリ 魚編(さかなへん)の漢字や、魚、海の生物、水の生物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する生物についても簡単に解説しています。

アサリ

英語:Short-neck clam ショートネッククラム

Unicode: [鯏_0x9BCF]

マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に属する海水性の二枚貝で、重要な水産資源の一つです。

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北海道から九州までの広範囲に生息し、汽水を好み、浅い砂地あるいは砂泥地に分布します。

日本の他は、朝鮮半島、台湾、フィリピンまで広く分布します。近年では、地中海、フランスのブルターニュ地方、ハワイ諸島、北アメリカの太平洋岸まで生息域を広めています。

最大殻長6cmほどになる二枚貝で、砂に潜り、水管を伸ばして海中の植物プランクトンや浮遊有機質を漉しとって食べています。

関東以南での産卵は、春と秋の2回。東北では1回~2回。北海道では夏に1回で、卵は孵化するとベリジャー幼生という遊弋性のプランクトン期を経て、稚貝に変態し、砂にもぐり込みます。

貝殻の模様は、横しまや様々な幾何学模様など非常にバラエティーに富み、色も黒無地、白黒、白茶、茶色無地、青無地、青白など多様で、同じ模様をした個体はいないほどで、貝殻を集める愛好家もいます。

日本や朝鮮半島南部では古くから食用とされ、貝塚などの遺跡から、数多くの貝殻が出土します。

アサリを調理する前には下拵えとして砂出し・砂抜きをする必要があり、怠ると砂を噛むジャリジャリとした不快な気分を味わうことになります。

砂出し・砂抜きをするためには、水道水に食塩を濃度3.0% – 3.5%程度入れて、アサリを浸しておきます。
(500㎖ペットボトルいっぱいの水に対し、キャップ2杯分の塩(約15g)を加えると、ちょうど海水と同じ3%の塩水になるようです)
また、ザルを利用するとアサリが吐き出した砂を再び吸い込むことがありません。

主な料理法は、みそ汁、潮汁、クラムチャウダー、鍋、フライ、天ぷら、ワイン蒸し、酒蒸し、煮つけ、佃煮、しぐれ煮、野菜炒め、オムレツ、パスタ(ボンゴレ)、焼きアサリ、炊き込みご飯、混ぜご飯、チャーハン、深川メシなど様々な料理に利用できます。

またアサリは濾過摂食であるため、水質浄化機能が期待できます。成貝の濾過水量は1個体あたり、10ℓ/日ととても多く、近年では水質浄化と漁獲回復の双方を狙って、アサリを養殖することもあるようです。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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