鰐梨 アボカド 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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鰐梨 アボカド 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

鰐梨

アボカド

英語: Avocado アボカド

Unicode: [鰐_0x9C10][梨_0x68A8]

クスノキ科ワニナシ属の常緑高木およびその果実。和名は、果実の表皮がワニの肌に似ていることでワニナシ(鰐梨)。

スペイン、メキシコ、中米のスペイン語圏では「アグアカテ (Aguacate)」、「アワカテ (Ahuacate)」 、南米のスペイン語圏では「パルタ (Palta) 」、ポルトガル語圏では「アバカテ (Abacate)」と呼ばれています。

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日本語名のもとになった英語名の「Avocado」は、スペイン語で「アボカド」を意味する「Aguacate」と、「弁護士」を意味する「Abogado」との混同で生じたといわれています。

メキシコ、南アメリカ原産で、低温に弱く、主に熱帯や亜熱帯で生育します。常緑広葉樹の高木で、野生のものは樹高が30mほどに成長します。果樹園の栽培では接木法をとり、整枝もするのでそこまでは高くはなりませんが、それでも10mほどの高さになります。

葉の寿命は短く1年ほどで、伸長期には大量に落葉します。

5月頃に花が咲き、濃い緑色の果実をつけます。果実は木に成っている間は熟さず、落実してから黒くなります。果実の収穫は翌11月から12月頃以降です。

日本では、和歌山県南部、鹿児島県奄美大島、沖縄県、高知県、愛媛県のように、比較的温暖な地域で栽培されています。柑橘類の耕作放棄地を利用できる点から、長崎県で栽培が広がっています。

アボカドの果実、種子、葉にはペルシンという物質が含まれており、ヒト以外の動物は中毒反応を起こします。

インコ、オウム、モルモット、ウサギ、ヤギ、に与えると痙攣や呼吸困難を惹き起こす場合があり、ウマ、ウシ、イヌ、ネコ、フェレットに対しても毒性を示すことがあります。

また、天然ゴムアレルギーを持つ人の場合、アボカドに対しても症状を発することがあります。

食べ方

アボカドの果実は生のまま、サラダ、タコス、サンドイッチ、ハンバーガー、巻き寿司(カリフォルニアロール)の具材として用いられます。

ペーストにしたアボカドにトマト、タマネギ、香味野菜、唐辛子、サルサソースを加えた「ガガモレ(ワカモーレ)」は一般的なディップで、トルティーヤのチップスで掬って食べたり、各種の料理のソースにしたり、様々な料理にも加えられます。

刺身を食べる時と同じ要領で、ワサビと醤油に浸して食べたり(マグロのトロの味に似ています)、巻寿司にしたり、マヨネーズに付けて食べることもあり、和風ドレッシングのサラダにも合います。

不飽和脂肪酸が豊富で、栄養価が高く高カロリーで、「森のバター」の異名を持ちます。

糖分はほとんど含まず、ビタミンB1・ビタミンB2、ビタミンKといった10種類を超えるビタミン、11種類のミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、果物としてはビタミンEの含有量も高く、アボカド1個半程度で成人男性が1日に必要なビタミンE10ミリグラムを摂取できます。

育て方

アボガドを食べた後の種を、個人レベルで発芽生育させ、観葉植物として楽しむことは比較的容易で、寒冷地の露地植えを除いて越冬も可能です。

まず種子を傷付けないように取り出し、よく洗って果肉を取り除き、果実の柄に近い部分で、やや尖っている方を上にし、3分の1ほどを球根の水栽培の要領で水に浸けてきます。

陽当たりの良い場所に置いて水位を保ち、水が腐らないように水替えしながら育てると、夏場で1週間、冬場で7週間ほどで発根して、さらに発芽します。

ある程度成長したら、土に植え替えてください。高木なので、植える場所に注意してください。

開花・結実させることも可能で、早ければ数年で開花します。ただし、雄花と雌花の咲く時期が違うので、1本の木だけでは受粉させられず、確実に結実させるには、かなりの個体数が必要になります。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。熱帯性の植物なので、直射日光も平気です。高温多湿で比較的湿気の多い場所を好みます。

寒さには弱く、露地植えの場合は、雪や霜に直接あたらないよう注意します。年間を通じて10 ℃以上ある地域でなければ露地栽培は難しいため寒冷地ではハウスや室内で育てましょう。短期間でも氷点下ではほぼ枯死するため、屋内でも10 ℃以下の環境は避けるべきです。

用土

水はけと保水性の高い弱酸性(pH5.5程度)の用土を好みます。

地植えの場合は、植えつけ予定地に腐葉土や堆肥などを加え、耕しておきましょう。

鉢植えの場合は、赤玉土小粒6:腐葉土またはミズゴケかピートモス3:川砂1で混ぜたものを使います。
市販の園芸用土を使っても問題ありません。

水やり

高温多湿および比較的湿気の多い土壌を好み、乾燥に弱い性質を持っています。土栽培になったら、土の表面が乾いたタイミングで水を与えて、水を切らさないように注意しましょう。

ただし、過剰な水分は木を弱らせるので、常時土が水浸しになるのは避けましょう。

施肥

肥料が好きな植物です。

土に植えつける際は、元肥として緩効性肥料を加えます。

生育期に当たる3月と9月、5月前後に花が開花した場合は、緩効性化成肥料を1週間に1回程度しっかりと追肥しましょう。水やりと併せて液肥を与えても良いです。

花言葉

「豊かな心」「人生はこれから」「明るい家庭」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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