桜桃 さくらんぼ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

桜桃
さくらんぼ
英語: Cherry チェリー
Unicode: [桜_0x685C][桃_0x6843]
バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ(実桜)類の果実のこと。
セイヨウミザクラ(甘果桜桃、Prunus avium)はイラン北部からヨーロッパ西部にかけて自生していました。別種のスミミザクラ(酸果桜桃、Prunus cerasus)の原産地はアジア西部のトルコあたりとされています。
有史以前から食用とされており、旬は初夏の6~7月ごろ。サクラの果実の中でも、セイヨウミザクラ(西洋実桜)を通称サクランボと読んでいます。
木を桜桃、果実をサクランボと呼び分ける場合もあり、生産者は桜桃と呼ぶことが多く、商品化され店頭に並んだものはサクランボとよばれます。花を鑑賞する品種のサクラでは、実は大きくならず、食用には向いていません。逆に実桜の花は地味で、あまり鑑賞には向きません。
果樹であるミザクラには東洋系とヨーロッパ系とがあり、日本で栽培される大半はヨーロッパ系で、品種数は非常に多く1000種を超えるとされています。
生産地としては山形県が全国の収穫量の7割を占めており、佐藤錦などの品種が人気です。
果実は丸みを帯びた赤い実が多く、中に種子が1つある核果類に分類されます。品種によって黄白色や葡萄の巨峰のように赤黒い色で紫がかったものもあります。生食用にされるのは甘果桜桃の果実であり、日本で食されるサクランボもこれに属します。
食べ方
日本のスーパーや果実店で売られているものは、生でそのまま食べられます。食べる際は、食べる分だけ冷水にさっと通して冷やすと美味しく食べられます。
栄養価は、ビタミンC、カリウム、葉酸が比較的多く、リンゴ酸、クエン酸、ブドウ糖、果糖なども含んでいます。
加工品としては、実を砂糖漬け(もしくはシロップ漬け)にして水分を飛ばしたドレンチェリーがあり。洋菓子などに用いられます。それとは別にドライチェリーもあります。
缶詰などで販売されるシロップ漬けのものは、カクテル、メロンソーダなどのソフトドリンク、みつまめ、冷麦、杏仁豆腐などのトッピング、弁当の付け合せにされます。
育て方
ほとんどの甘果桜桃は自家不和合性があり、受粉には別の樹が必要です。
たくさん実をつけさせるには、人工受粉が必須です。
実が多くつきすぎると1つずつの実が大きくなれないので、数を制限します。
日当たり・置き場所
日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。
用土
水はけ、水もちの良いことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。植え付ける2週間前ぐらいに堆肥と腐葉土、元肥を混ぜ込んで、水はけ、水もちを良くします。
鉢植えの場合は、市販の果樹用培養土や、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
水やり
地植えの場合は、植え付ける際にはあふれるぐらいたっぷりと与えます、その後は、土質にもよりますが、夏に日照りがよほど続かないかぎり、水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。
施肥
庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に、有機質肥料か速効性化成肥料を施します。
花言葉
「小さな恋人」「あなたに真実の心を捧げる」「上品」「善良な教育」「幼い心」など。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.