蓴菜 じゅんさい 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
蓴菜 じゅんさい 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

蓴菜

じゅんさい

英語:  Water shield ウォーターシールド

Unicode: [蓴_0x84F4][菜_0x83DC]

スイレン目ハゴロモモ科に属する多年生の水草。本種のみでジュンサイ属を構成。

北米から南米、東アジアから南アジア、オーストラリア、アフリカの熱帯から温帯域に散在的に分布し、水温が一定のきれいな池沼に生育、また栽培されています。

スポンサーリンク

日本では北海道から琉球まで報告されていますが、水域の富栄養化などにより減少し、既に絶滅した地域もあります。

自然池沼や古い灌漑用ため池で、水深1~3mの水域に群生し、水質が中性からやや酸性で腐植質、または貧栄養から中栄養の淡水の池沼に生育します。

多年生の水生植物であり、水底に根を張り水面に葉を浮かべる浮葉植物で、水底の地下茎から水中に茎を伸ばし、そこ生じた葉を水面にを浮かべる浮葉植物であり、また水上に花を咲かせます。

葉は基本的に浮水葉であり、睡蓮に似て、葉柄は長さ5~100cmで紅紫色、葉身の裏面中央付近につき、葉身は全縁で楕円形、長さ5~15cm、幅3~8cm、表面は艶のある緑色で、裏面は紫色を帯びることが多いです。

花期は6~8月、葉腋から生じた紅紫色の花柄を水面上に出して、先端に1個の花をつけて開花します。

若い茎や葉は粘液質を分泌し、これで覆われた若芽を吸い物や酢の物の食材とします。

中国植物名は、蓴菜もしくは蓴。和名であるジュンサイの名は、漢名の「蓴(チュン)」がなまった「ジュン」に、食用草本を意味する「菜(サイ)」をつけたものに由来するとされています。純菜や順才の字が充てられることもあります。

食べ方

世界各地に広く分布していますが、食用にしている地域は中国と日本くらいです。

主に春から夏にかけて、透明なゼリー状の粘質物が付着した幼葉(新芽、若葉)や茎などを摘んで食用とします。

つるんとした喉ごしとシャキシャキした歯触りを楽しむ食材で、汁の実や三杯酢などにして食べられており、あっさりした味で、独特な風味と感触が珍重されています。

酢の物、和え物、煮びたし、汁の実、吸い物、、みそ汁、すまし汁、うどん、そば、そうめん、鍋料理、茶碗蒸し、天ぷらなどに料理されることもあります。

食物繊維が比較的豊富で低カロリーであることから、腸内の清掃やダイエット効果があるとされています。

育て方

苗植えの適期は3月~4月頃です。
耐寒性は強く、耐暑性は普通です。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

粘土質の土が好みで、荒木田土や水生植物用の土を使いましょう。

鉢に用土を入れ、苗を植え付けたら、水を張った睡蓮鉢などに鉢ごと沈め、葉が水面に浮くように水位を調節します。

生育適温は20℃~30℃です。夏場に水温が30℃以上に上がると弱ってしまうので、水の入れ替えなど水温調整が必要です。

水やり

水生植物なので水中で管理します。水かさが減ったり、水が汚れてきたら、少量ずつ水を交換しましょう。

施肥

春と秋頃に緩効性化成肥料か、油かすを少量土の中に埋め込みましょう。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク