楸 キササゲ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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楸 キササゲ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

キササゲ

英語:Yellow catalpa イエローカタルパ

Unicode:[楸_0x6978]

ノウゼンカズラ科の落葉高木で、中国揚子江以北の中国中部及び南部が原産。日本には古くに渡来し、各地の河川敷など湿った場所で野生化している帰化植物です。

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別名アズサ。日本では「梓(し)」の字は一般に「あずさ」と読まれ、カバノキ科のミズメの別名とされますが、本来はキササゲのことです。

その他、カミナリササゲ、カワギリ、ヒサギとも呼ばれます。

万葉集にも出てくるので、日本にはかなり古い時代に渡来したのではないかと考えられます。元々は、果実を薬の材料とするために栽培されていました。現在は緑陰樹として公園に植えられたり、街路樹して利用されるほか、雷よけになるとして城や神社仏閣でも植えられました。まれに庭木として植栽されることもあります。

高さ10mほどの中国中部原産の落葉高木。樹皮は灰褐色で縦に裂け目があります。
葉は大きく、幅の広い広卵形で、浅く3裂します。
花期は6~7月。枝の先から円錐花序を出して、漏斗状で淡い黄色の内側に紫色の斑点がある花を咲かせます。
果実は長さ30cm程の細長い蒴果で、中には種子が詰まっており、ササゲ(大角豆)に似るのでキササゲ(木大角豆)と呼ばれます。

果実が薬用となり、生薬名は「梓実(しじつ)」といい、利尿作用があるとされています。

育て方は、日当たりのよい肥沃な場所を好みます。風当たりの強い場所は嫌います。耐寒性もあり、育てやすい樹木です。樹高は10mを越えるので、植える場所に注意してください。風に弱く、放置すると枝が折れやすいため適宜剪定する必要があります。

用土は、土質はあまり気にませんが、肥沃な土で良く育つので、植える際には、堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおきます。

水やりは、もともと湿地で育つ樹木ですが、乾いた場所でも良く育ちます、あまり神経質に与えず、自然の降雨に任せて、日照りなどで乾燥した場合は、たっぷりと与えます。鉢植えの場合は、表土が乾いたら、鉢底から水が流れるくらい、たっぷりと与えます。

施肥は、特に必要ありませんが、施す場合は1~2月の寒肥とし、緩効性の肥料を与えます。

花言葉は「夢心地」「夢見心地」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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