食用花　しょくようばな　角字で野菜や果物の名前、漢字表記

食用花

しょくようばな

英語：　Edible flower　エディブルフラワー

Unicode：　[食_0x98DF][用_0x7528][花_0x82B1]

エディブルフラワーとは「Edible =食べられる」「Flower=花」、「食べられる花」を意味しています。食用として毒性がなく、生でも食べられる種類の花であることが大前提となります。

食用花（しょくようばな）ともいいます。狭義には味ではなく食卓の彩りを目的として使用されるものを指し、広義にはブロッコリーやカリフラワーのように味や栄養を目的として野菜として食用にされるものや、ボリジやタイムなど香りを楽しむハーブとしても利用されているものも含みます。

花を食べる文化は世界中に存在し、日本でも、ふきのとうや菜の花が季節の野菜になっているほか、菊の花（食用菊）がおひたしや酢の物として食べられたり、桜の塩漬けは桜湯や和菓子などに使われて楽しまれています。

中国ではニラや金針菜の蕾が食材として、キンモクセイの砂糖漬けやバラの花弁が菓子に用いられます。

東南アジアなどではバナナの花がサラダなどに利用されます。

ヨーロッパでも昔から、花が食卓の飾りだけでなく食用にされており、これが1980年代に日本で増加し始めたイタリアン・レストランでサラダなどに取り入れられ、欧州の食用花の文化が知られるようになりました。

食べ方

それぞれの花に独特の香りや、蜜に由来する甘みがあります。無味に近い種も多く、食材としては野菜ほどの普及してはいませんが、料理に彩りを加えることを主な用途として使用されます。

また、ビタミンや食物繊維など栄養素も含みます。種類によって、ビタミンAに変わるβカロテンやビタミンB群、C、カルシウムや鉄、カリウムなどのほか、ポリフェノールも含まれます。

サラダや添え合わせ、お菓子の彩りや香りつけなど、様々な用途に利用されます。

広義の意味では、アーティチョーク、ブロッコリー、ミョウガ、カリフラワーなど花の部分を野菜で食べるものや、ラベンダーやカモミールなど花をハーブとして利用できるものも、食用花として捉えて良いかと思われます。

育て方

食用花それぞれに、特性や育て方が異なります。まずは、丈夫で育てやすい品種を育てて見ましょう。

注意点としては、栽培には、「エディブルフラワー」として売られている苗やタネを使用しましょう。
観賞用の種や苗は、食用に管理されていなかったり、延命剤やホルモン剤などの薬物が使用されている場合もあり、食用に適さない場合が多いです。

農林水産省の指針に従い、エディブルフラワー用として生産した苗やタネが販売されているので探してみてください。

また、農林水産省の指針には、エディブルフラワーは「無農薬、または低農薬で育てる」とされています。

すべての花が食べられるわけではありません。種類によっては毒性の物質を含むので、むやみに食べないように注意してください。

【食用にできない花の一例】

アジサイ、キキョウ、アネモネ、シャクナゲ、キョウチクトウ、クレマチス、クリスマスローズ、ジギタリス、スズラン、スイセン、ヒヤシンス、ヒガンバナ、キンポウゲ、福寿草、トリカブトなど

 

角字とは？

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字（漢字）が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.