摸摸具和　モモンガ　角字で哺乳類の名前、漢字表記

摸摸具和

モモンガ

英語：Japanese flying squirrel　ジャパニーズフライングスクアラル

Unicode：［摸_0x6478］［摸_0x6478］［具_0x5177］［和_0x548C］

ネズミ目リス科リス亜科モモンガ族に属する小型哺乳類（齧歯類）の総称。

狭義には特に、ニホンモモンガを指し、漢語では「鼯鼠」｡

ニホンモモンガは、日本固有種で、本州、四国、九州に分布。

体長15～20cm、尾長10～15cm、体重150～220g。

前脚から後脚にかけて張られた飛膜を広げて、滑空によって飛翔する性質を持ちます。

別名ホンドモモンガ。単にモモンガと呼ばれることもあります。

背面は灰色や褐色、腹面は白い体毛で覆われていて、眼は非常に大きく、くりっとして愛らしいです。尾は扁平です。

山地から亜高山帯の森林に生息し、混交林にも多く生息します。ほとんど樹上生活を送っています。

樹洞やキツツキの古巣、小鳥の巣箱の中に木の枝などを集めて巣を作ります。

夜行性で、昼間は巣穴の中で休み、夜になると、木々の間を飛び回ったり、時に飛膜を使って滑空して移動します。

食性は草食で、木の葉、芽、果実、種子、樹皮などを食べています。

1回に2～6頭の子供を年に2回に分けて出産します。

モモンガは、平安時代にはムササビと区別されておらず、「モミ」または「ムササビ」と呼ばれて、本州では妖怪扱いされていた時代もあります。

ムササビとモモンガは、似たような姿形や習性で、古くから混同されてきました。

両者の相違点としては、個体の大きさがムササビの方が大柄なことや、飛膜の付き方で、モモンガの飛膜は前肢と後肢の間だけ、ムササビの飛膜は前肢と首、後肢と尾の間にもあります。

また、ムササビの頭部側面には、耳の直前から下顎にかけて、白い帯上の柄があります。

ペットとして人気がある「フクロモモンガ」は、名前や形態が似ていますが、リス科ではなく有袋類で、メスは腹部に育児嚢を持ちます。

有袋類のモモンガには、「パプアフクロモモンガ」、「オオフクロモモンガ」、「ビアクフクロモモンガ」、「フクロモモンガ」、「マホガニーフクロモモンガ」、「オブトフクロモモンガ」の6種類が存在します。

日本でペットとして飼育することができる種類は「フクロモモンガ」のみです。

ニホンモモンガは森林開発などによって、生息数が減少し、自治体によっては絶滅危惧種に指定されています。

北海道にはエゾモモンガが分布しています。エゾモモンガはタイリクモモンガの亜種で、ニホンモモンガとは近縁ですが別種です。

 

角字とは？

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字（漢字）が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.