葵 アオイ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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葵 アオイ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

アオイ

英語:Hollyhock ホーリーホック

Unicode: [葵_0x8475]

アオイ目アオイ科の双子葉植物の総称。熱帯から温帯にかけて広く分布し、草本よりも木本の種が多いです。

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熱帯地方に多く、日本の本土に自生するものは数種(三浦半島以南の海岸に生えるハマボウのほか、南西諸島にさらに数種)で、そのほかは帰化植物が数種あります。

地中海沿岸西部地域からアジアが原産地で、用途が多く世界中で観賞用、食用、繊維用に広く栽培されています。

家紋に使われる葵(徳川家の「三つ葉葵」、下鴨神社の「双葉葵」など)は、別科であるウマノスズクサ科のフタバアオイの葉をデザインしたものです。

一般的に、高さは60~200cmで木本のほか、草本は多年草、二年草、一年草と多用です。
二年草または多年草ですが、株の寿命はあまり長くなく、次第に生育が衰えていくので、栽培する場合は種を採取し、一年草として扱われることが多いです。

茎はやや細く、直立してよく枝分れします。 葉は互生し、葉柄が長く、葉身は不分裂のハート型から、掌状に3~5裂するものまであり、放射状の葉脈が目立ちます。

開花期は6月上旬~8月中旬で、花を穂状に付けます。花穂の下から咲き始めて順々に咲き上がり、花は両性花、5枚の花弁と雄蕊が基部で合生し、雄蕊どうし合着して筒状に咲きます。単性花や花弁を欠く種類もあります。花色も白、赤、ピンク、オレンジ、黄、黒、紫、複色と多彩で、多数の園芸品種があり、花形は一重から八重まであります。

非常に種類が多く、用途が多い植物です。美しい花を鑑賞する観賞用のハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイなどの他、果実や種子を食用とするオクラ、ドリアン、カカオ、繊維として利用されるワタやケナフなどもあります。
トロロアオイは、果実は繊維質で食用に適しませんが、花を食用花として利用できる他、この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに広く利用されます。

育て方は、日当たりと風通しの良い場所を好みます。耐乾性、耐暑性共に強い植物ですが、多湿を嫌います。

水はけの良い土を用いましょう。自作の土であれば、赤玉土:7と腐葉土:3の割合で配合しましょう。

移植を嫌うので、最初に植えた場所でずっと育てられる所に植え付けます。種蒔きも直蒔きになります。
苗をポットから植え付ける時は、根っこを触らないように注意します。

水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。過湿を嫌うので、じめじめの土にならないよう注意しましょう。地植えの場合は、土を乾燥させない程度に水やりをしておけば十分です。

施肥は、植え付けるときに、緩効性化成肥料か液体肥料を控えめに与えます。肥料を多く与えてしまうと逆にひ弱になってしまいます。追肥は、成長を見ながら行います。問題なく育っているの場合は不要です。

花言葉は「大望」「野心」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」「高貴」「神聖」「温和、優しさ」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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