猪 イノシシ 角字で哺乳類の名前、漢字表記

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猪 イノシシ 哺乳類の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する動物についても簡単に解説しています。

イノシシ

英語:Boar ボア

Unicode:[猪_0x732A]

鯨偶蹄目イノシシ科の哺乳類の一種。本種を家畜化したものがブタで、ブタが野生化するとイノシシに似た形状になります。

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英語ではBoarですが、Wild boarやWild pigとも呼ばれます。

日本語のイノシシは「ヰ(猪)のシシ(肉)」が語源で、シシは大和言葉で「肉」を意味します。

中国語では、「猪(豬 / 猪)」の漢字は主にブタの意味で、イノシシは「野猪(野豬 / 野猪)」と呼んで区別します。

元々は、アジアやヨーロッパなどを中心に生息していましたが、人間によってイノシシまたはブタが、アメリカ大陸やオーストラリア大陸などに持ち込まれ、爆発的に生息域を広げることになりました。

分布地域によって体格に大きな差があり、米国では体長約2.8m、体重約470kgもある巨大なイノシシが仕留められています。中国東北部やロシアのイノシシも体重300kg以上に達する個体がいます。

欧米やロシアのイノシシと比べると、日本のイノシシはサイズが小さく、手足も短いです。

低山帯から平地にかけての、雑草が繁茂する森林から草原で生息し、特に身を隠せる藪や、飲み水や水浴びができる水場(ぬたば)が近い場所を好みます。

草食に偏った雑食性(植物質:動物質≒9:1)で、果実(果物やドングリなど)の他、植物の根や地下茎(芋や鱗茎)、タケノコ、キノコなどを嗅覚で嗅ぎ付け、吻と牙で掘り起こして食べます。

動物質は季節の変化に応じて、昆虫、ミミズ、サワガニ、ヘビなどを食べます。鳥類やアカシカなど小型哺乳類なども、死骸が落ちていた時などに食べます。

古くから狩猟の対象とされてきた動物ですが、非常に神経質で警戒心が強いです。

人間と遭遇した場合でも何もしなければ逃げ出すか隠れます。基本的には昼行性ですが、人間の生活圏と重なる場合は、人間を避けるため夜行性を示します。

農作物を求めて人家近辺にも出没することがあり、穀物も食べるため、稲やトウモロコシも食害に遭います。

知能が高く、障害物の構造を目視で把握し、飛び越せても通過できないなどの判断ができ、学習能力や記憶力も優れています。

一度侵入に成功した場所には繰り返し出没しますが、見慣れないものなどを見かけると、それをできるだけ避けようとする習性があり、危険な場所も把握して近寄らないため、罠や捕獲器などにも掛かりにくく、農作物の被害が深刻化します。

基本的には臆病で、積極的に人間を襲うことはありませんが、子供を守るためや、住処に不用意に接近したり、興奮状態だったり、挑発を受けると反撃してきます。

非常に突進力が強く、イノシシの成獣は70kgかそれ以上の体重がある上、時速45kmで走る事も可能であり、全力の突撃を受けると成人男性でも跳ね飛ばされて大けがを負う危険があります。

オスの場合には、鼻先をしゃくり上げるようにして牙を用いた攻撃を行います。

牙は非常に鋭く、訓練された猟犬であっても縫合が必要な重傷を負う場合があり、作業服程度の厚さの布なら容易に切り裂いてしまうそうです。

牙による攻撃は成人の太ももの高さに当たるため、人間が攻撃された場合、大腿動脈を破られて失血死することがあり、非常に危険です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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