公孫樹芋 いちょういも 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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公孫樹芋 いちょういも 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

公孫樹芋

いちょういも

英語: Japanese yam ジャパニーズヤム

Unicode: [公_0x516C][孫_0x5B6B][樹_0x6A39][芋_0x828B]

ヤマノイモ科ヤマノイモ属に属するつる性の多年草です。

芋の形状は主に扇形(銀杏の葉の形)で平べったく、芋の長さは15~25cm程度になります。この形状がイチョウの葉に似ていることから、いちょういもと呼ばれます。

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地下に生じる芋は、ジネンジョウ(自然生)、ジネンジョ(自然薯)、ヤマイモ(山芋)ともよばれ、食用になります。また、ヤマノイモ属の食用種の総称ヤム(yam)をヤマノイモ、ヤマイモと訳すことがあります。

日本原産で、北海道南西部から本州・四国・九州・沖縄に分布、国外では台湾および、朝鮮半島、中国に分布します。

山野の林縁などに自生し、里山の林道沿いや河川沿いの土手によく生えます。やや湿った土壌を好みますが、日光を好むので、鬱蒼とした林の中では自生しにくく分布が少ないです。発育条件が合えば公園の植え込みや空き地でも生育しますが、芋はできにくいです。高山には分布しません。

雌雄異株の多年生つる植物で、茎は淡緑色で他物に絡みつき、地上部は1年で枯れます。

茎は長く伸びて、まばらに枝分かれをし、葉は対生、まれに互生し、葉身は長卵形から三角状披針形で、基部が凹んだ細長いハート形をしており、長い葉柄で茎につきます。

ムカゴと呼ばれる小芋のような球芽をつけます。種類によって付けないものもあります。ムカゴは直径1cm球状から、大きなもので長さ3cmほどに達する場合があり、土に植えると発芽してヤマイモに育ちます。

食べ方

根をすりおろした芋は粘性が非常に高く、すりおろしてから醤油や出汁などを加えてのばし、トロロとするのが代表的な調理法です。
「山かけ」と称し、マグロの刺身や蕎麦に掛けて「まぐろの山かけ」や「山かけ蕎麦」として食べます。

滋養強壮がつくとして食用・薬用に利用されており、デンプン、粘液質のムチレージ、アミラーゼ(ジアスターゼ)、マンニット、コリン、アルギニン、アミノ酸、サポニンなどが含まれています。

ヤマノイモを生のまま短冊切りなどの食べやすい形に切って、他の生野菜と共にサラダにする食べ方もあり、海苔に包んで揚げる、磯辺揚げとして食べる方法もあります。

ムカゴ(球芽)も食べることができます。塩ゆでにしたり、ふかして食べると、ほくほくして美味しく、酒のつまみに最適です。

育て方

春に種芋を植え付け、晩秋に地上部が枯れた頃、地中から芋を掘り取って収穫します。
収穫する芋は毎年、新しく形成され、春に植えた種芋は新しい芋の養分となり、しぼんでいきます。

ムカゴから子イモを作る場合は、春にムカゴを畑に植え付け、晩秋まで育てます。その後掘り起こして保管し、翌春になったら種芋として植え付けます。
ムカゴは、そのままにしておくと、芋が育ちませんので、9月ごろに収穫します。

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い地を好みます。連作は嫌うので2~4年で場所を変えます。

用土

畑は使用する2週間前までに深さ40cm程度まで深く耕し、苦土石灰をまいて、土とよく混ぜておきます。
同時に、芋が変形する原因となる石なども取り除いておきましょう。
1週間前になったら、1㎡あたり2kgの完熟牛ふん堆肥をまいて、土とよく混ぜ、畝を立てます。

水やり

乾燥に弱いので夏場は敷きワラでマルチングし、こまめに水やりを行います。

施肥

生育初期は種芋に蓄積された養分で育ち、土からの養分吸収が少ないため、元肥は萌芽後に施します。

肥料に直接触れると、芋の変形や変色などの原因になるので、種芋の周辺には、肥料分は混ぜないようにします。

6月下旬と7月下旬または8月上旬の2回、堆肥を追加で施します。

堆肥と土を混ぜあわせたら、株元に寄せておくと生育が良くなります。

花言葉

「気長」「芯の強さ」「治療」「恋の溜め息」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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